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【蒲田に落語の小屋を作りたい】第4回 どんな興行形態にするか

蒲田に落語の小屋を作りたい夢の話をするコーナーです。今回は「興行形態」を考えたいと思います。言わずもがな、寄席という場所は毎日昼夜でやっております。現在(令和3年9月現在)は、鈴本演芸場だけは月曜日が定休日で、基本は昼席のみで、夜席は不定期でということになっています。

それはまあ特別な例として、基本的に寄席は毎日昼夜というイメージです。まずこの毎日昼夜というのが可能かどうかですが、これは現実的に言って難しいと思います。運営的な問題もあるし、お客さんもターゲッティングが大変になります。

かと言って、不定期だと認知されにくい。なので、「毎日では無いけど、月の決まった期間は連続で興行を打つ」というのが、蒲田の小屋のイメージとなるでしょうか。連続でとしていますが、例えば土日と決めても良いかもしれません。土日は必ず落語をやっているでもお客さんには覚えてもらえるでしょうし、逆に敢えて平日だけは必ずやっているでも良いかもしれませんね。そう考えて行くと色々なパターンが考えられます。

パターン1 土日

土日だけやって行くパターンは休日なので、色々なお客さんに来て貰えそうです。そもそも休みの人が多いからわけですから。ただ、土日に来るってことは大事な休日を使って来るわけですから番組もそれなりに考えなくちゃいけないですね。もしかしたらお子様連れもあるかもしれないし、あとは遠方からもあり得るかもしれません。それなりに良い番組が求められるのが土日公演です。

パターン2 平日のみ

平日のみも敢えて考えてみます。これは、来られる層が限られます。割と年齢層が高めになるでしょう。もしくは現役世代で、たまたま休みの日が平日な人。そういった方々がお越しになるでしょう。今、ひるま寄席というのをやっていて、結構平日の昼間でもうまくやれば集客が出来るということが分かってきました。ただ、平日毎日だと結構運営が大変かもしれません。

パターン3 月始めの数日間

これが一番現実的かなと思っています。例えば1〜10日間。これは非常に分かりやすい日程だと思います。名古屋の大須演芸場も最初はそうでした。今は日数を減らしていますが、基本的には月始めから数日間。お客さんも覚えやすいと思います。運営する上でも、11日以降どう使用するかを考えやすい。

以上が日程ですが、あとは時間帯をどうするかですね。

寄席は基本的に昼の部と夜の部があって、昼が12:00〜16:30、夜が17:00〜21:00というのが多いです。鈴本演芸場以外は昼夜入れ替え無しというのも特徴で、一枚の半券で朝から晩まで居られます。

ただ、これはあくまでも寄席の歴史がなせる技ですね。これを毎日続けるってとてつもない苦労と工夫があります。

これは流石に真似が出来ないので、蒲田演芸場(勝手に付けたw)はこんな感じ。

昼の部 14:00〜16:30
夜の部 18:00〜20:30(19:00〜21:30)

カッコ内はコロナが収まればの話です。夜の公演より昼の方が、ふらっと行く場所としては良いみたいです。夜は基本的に皆ふらっと行かない。決めて行きますからね。

この二部構成を基本として、朝の部なんかを入れても良いかもしれませんね。色々な場合が考えられます。

さて、今回は興行形態を考えてみました。とても基本的なことですが、一番大事なとこかもしれませんので、またこれについては改めて考えて行きたいと思います。

妄想夢企画はまだまだ続きますよ。

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