ストレスは無限
あなたの脳力を邪魔するストレス
道具の質として“良い脳”は脳の中の神経細胞がどれだけ作られていてネットワークを構築して広がっているかということらしいです。
しかし、せっかくあなたが「良い脳」を持っていても、脳の神経細胞を破壊しているかもしれないものがあるんですよ。
それが「キラーストレス 」というものです。
ちなみにこの名称は、学術名称ではありません。以前放映されたNHKの特番で命名されたものです。
キラーストレスとは、特定の条件が重なることで人を死に追いやってしまうストレスとして番組では紹介されていましたね。
ちょっとビビる研究結果があります。
あなたもひょっとすると毎朝満員電車で通勤しているかもしれませんが、満員電車に乗ることによって受ける心身のストレスは、戦闘機パイロットが受けるストレス以上だという結果もあったりします。
満員電車によるストレスは脳にある「海馬」という部位にストレスのダメージを与えてしまうそうです。海馬は記憶や学習、感情に関わる箇所で、いわゆる人間らしい精神的活動の要です。
この海馬がストレスを受けて神経細胞が縮小することがわかっています。ちなみに、うつ病の人は、慢性的な我慢ストレスで海馬が蝕まれていると考えられています。
ですが、キラーストレスにより海馬が萎縮していかないようにする方法もしっかりとあります。
それが「呼吸観察瞑想」です。
ハーバード大学で行われた研究によると、「呼吸観察瞑想」で人間の縮小した海馬の神経細胞を回復させることができることがわかっています。「呼吸観察瞑想」は簡単に誰でもいつでも取り組めるメンタルスキルです。
ポイント1:
呼吸に全集中することは求めないで行きましょう。意識は逸れるのが普通ですので、それてください。そして、「それたわー」と気がついたら、③&④に戻すだけです。
ポイント2:
目を瞑ると、怖く感じる人もいますので、目を開けていても大丈夫です。そのかわり、視覚情報が入りますから、見えたものから雑念化しやすいことは否めません。
ポイント3:
禅のようにやろうとか、あまり構えない方がいいです。そうしたいならばそうすればいいのですが、普通に座りながら取り組むところからでも大丈夫です。
補足
補足1
人間の脳は2秒に1回思考してます。1日は86,400秒ですから、単純に計算すると、起きている間を12時間とすると43,200秒、つまり21,600回思考していることになります。実際にはもっと多いと言われていますがね。だから「無」になろうなんて「思考」せず、あるがままで取り組むことをお勧めいたします。
補足2
呼吸を観察するといわれると、お腹に意識が向く人もいれば、胸の人もいれば、鼻腔の人もいます。これもまた、「型」でやろうと「思考せず」に、自分が意識しやすいところをアンカーとして観察してみてください。
補足4
「眠ってしまう」という方、結構います。「眠い」というのも1つの「思考」だといわれています。しかし、いいじゃないですか、寝てしまっても。それだけリラックスして脳波がα波状態になったということでいいと思います。
補足5
椅子でも畳でも布団の上でも、座禅でも、正座でも、胡座でも何でもかまいません。自分が違和感なく座れて15分から30分同じ姿勢でも苦にならない座り方でいいです。
補足6
最初から30分とか目指さないでください。退屈します。(笑)最初は5呼吸分でもいいのです。1呼吸12秒(4で吸い、8で吐く)ですから5呼吸すると1分ぐらいです。そこから始めて3分、5分、10分と長くなればお得ぐらい気軽に取り組みましょう。
因みに
毎朝クルマ通勤されているクライアントさんは信号で停車するたびに、信号を見ながら呼吸を観察するそうです。これが習慣になって今は信号待ちは、むしろ有り難いと仰っています。
また、他のクライアントさんは、電車通勤ですが、電車に乗ると角の部分に行き、立って呼吸観察をするそうです。ちょうど45分乗るそうで、毎朝45分間は立位での呼吸観察瞑想のトレーニングに当てていらっしゃいます。
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