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子供の日をジックリ味わう

ほんの数秒だけでもいいから、ジックリとその瞬間をテイスティングする。そして、そこに含まれている、甘味、苦味、酸味や芳醇酸を記憶に染み込ませる。


3秒もかかからないこの簡単な活動は、私にとってもっとも効果的なセルフケアの1つです。


私は朝起きると、朝活とくくって、ストエッチングして、バイタル計測して、黙想してからお祈りします。(マインドセットですけれど)。


朝起きて1番に口にする言葉を「ありがとう」と、感謝したいことや人を思い浮かべて1日を始めるようにしています。


これは私が」「いい人」だからしているのではなく、むしろその逆で、善人ではないからこそ、善人能力を養わなきゃなーって思って取り組んでいるんですよね。


朝からブツクサ言うよりも、形式だけだとしても、何かに「感謝」を述べることは、私にとって、心の平安を醸成する「仕込み」となります。


そこし宗教チックに聞こえるかもしれませんが、今、自分の周囲にあるものを十分に味わって感謝すればするほど腹が据わります。「これでよし」が深まる気がしています。


だから、「感謝できる善人」としてではなくて、善人になるための練習として「感謝」しています。


感謝というと、何かとても重要なことをして頂いた人を思い浮かべるかもしれませんが、そうではなくて、もっと身近な人でいいのいです。


感謝したい人たちを想起するときは、相手はだれでもいいのです。事はなんでもいいのです。


道を譲ってくれてた人でも、コンビニのドアから出てくるのを待ってくれた人でも良いし、連休中でもゴミを回収してくれる清掃員の方でもいいのです。


私の場合は、大病の時に命を救ってくれた循環器科の「安田先生」やICUのスタッフさんや、これを読んでくださるあなたも含まれています。


これは要するに、朝一番に感謝の気持ちをもつことで、「充足感強めのスタートを切る」ということなのです。


私は、さもすれば直ぐに、否定的な感情にひたってしまう「感情の個性」を持っています。これに身を任せてしまうと、


まずは「ありがたみ」が希薄になっていき、現状の整わないことにばかり気持ちが向いてしまって、ウキウキしたり、ワクワクしたり、清々しさや、じわっと湧き上がる慈愛などを見失います。


でその代わりに、妬みや嫉み、憤りや欲求不満がモワーッとこみあげてきます。朝からこれではメンタルエナジーが持ちません。


これは練習であって、矯正でもなんでもないんですよね。うまく練習できる時もあれば、それなりの時もあれば、上手くいかない時もあります。


私のこの「出だし好調戦略」は、人生のいい面を見つめる所から始めて、自分の人生が捨てたもんじゃない事を忘れないようにすることが目的。


感謝したい人や事を1つ思い浮かべると、意外と次から次に、記憶に埋もれていた沢山の些細な「ありがたや」が浮かんでいきます。


そうなればしめたもの、感謝したいことが次々に頭に浮かぶと言うことは、心に日が差し込んでいる証です。


それを十分に感じて、メンタルエナジーをしっかりチャージできます。

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