自己肯定感を奪う主犯者は、じつは自分だったりする。
自己肯定感(セルフエフィカシー)
あなたはどれぐらい楽観主義ですか?そしてまた、どれぐらい悲観主義でしょうか?ひょっとすると、どちらもあるかもしれませんね。
最近は、自己効力感を上げるための方法を書いた書籍が、本当に多く出てきました。
自己肯定感はセルフ・エフィカシーともいいます。
セルフエフィカシーという概念は、カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱したものです。
「自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知できること。
とまとめられていて、自己効力や自己可能感などと訳されることもあります。
この自己肯定感を奪う主犯者は、じつは自分だったりします。もちろんトリガーになった「誰か」「何か」は存在していることも多々あります。
今実際にメンタル不調じゃない場合、また、過去に心的外傷経験がない場合では、自己肯定感を奪っているのは自分自身であるケースが多いです。
自分を卑下する言葉をあなた自身も聴いている
自分で自分の自己肯定感を奪っている人の特徴に「どうせ私は」「私なんか」「やっぱり無理だと思った」と言う言葉を無意識のうちに使っているんですよね。
俗にいう「悲観主義」的な考え方が身に付いてしまっていて、その悲観主義的なものの捉え方が認知バイアスとしてかなり強力に働いている人。
こうした認知バイアスにとらわれている人は、自分の思い通りにいかないとさっきの口癖が出てきます。「どうせ私は」「やっぱり無理だと思った」。
そしてカラーバス効果が根拠となるものをドンドンかき集めてきます。
「カラーバス効果」とは、自分が見たいもの・普段から意識していること・自分ごととして捉えられることなどに自然に目がいくことです。
これが悲観主義の認知バイアスと重なると、もう自分の不幸は「確定的運命」と錯覚させるほどの根拠を自分で揃えてしまいます。
誰でも悲観主義的な部分を持っているのは自然なことです。これはできるだけ避けたいことです。
そして悲観主義が自分の身を守るプロテクターの役割をしていることも事実です。
最初から雨が古尾とは想定しておく
ほとんどの場合、悲観主義的なものの捉え方は、自分から自己肯定感覚を奪っていき、自尊心も低くなり、何事にも文句を言いたくなり、最終的に行動しなくなっていきます。
「どうせうまくいかないよ。それを証明できるほどの証拠が僕にはある」みたいな考え方になってしまうからです。
かといってずば抜けた楽観主義になる必要もないとは思いますが、
自分のプロテクトを意識しつつも、何かの行動に打って出て結果を手に入れて、その結果を分析解析し、また次の行動に打って出る。
これを繰り返すことでしか仕事も人生も進まないならば、最初から雨が降ることを想定して傘を持っていれば済むことですし、
晴れたら傘をしまえばいいだけのことです、位の気概でいたほうが気が楽ですよね。
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