TOKYO ART BOOK FAIR 2022
10月27日ー30日で開催していた年一回あるアートブックのイベント、東京アートブックフェア。個人、書店、印刷会社、国内海外問わずの本の祭典で、自費出版の写真集、ZINEからポストカードなどのグッズまで色々な人が色々なモノを持ち寄って売っている。
日時指定の3時間で退出の予約システムになっていてコロナの影響はまだまだ続いてる。もっとフラッと立ち寄れるような感覚で楽しみたいのだけど、なかなか難しい。とはいえチケットもすぐに完売したようで、人気のあるイベントなんだなと思う。
場所は東京の三好にある東京都現代美術館。大江戸線の清澄白河で降りれば歩いて15分くらいで着く。その日は天気がとても良くて散歩がてら歩くだけでとても気分のいい日だった。
ちなみに清澄白河周辺は昔ながらのお店も残っていながら、新しいコーヒースタンドやカフェなどもあって街として面白くて、散歩するならとてもいいと思う。公園もいっぱいあるし。学生の頃に来た以来なので、もしかしたら10年ぶりくらいかもしれない。
パーカーにジャンパーを着て行ったら、会場についてから汗をいっぱいかく羽目になった。
もともと人と話すのは本当に苦手で(これを言うと驚かれることの方が多い。だけど好き嫌いと出来る出来ないは別なのです)TABFみたいなイベントは製作者と距離感が近いのでコミュニケーションも楽しみ方の一つと思い、頑張ったのもあったかもしれない。
会場内の休憩所で一息つきつつ、好き勝手に回る。
ちょっと脱線するが、たまに思うことの一つに「見る・聞く・触る=感じる」だけでも十分なはずなのにそこに疑問を持つ人もいること。曰く「そこに行ってどうするの?」と言われるパターン。
「アートがわからない」と言う人とも共通する面があると思うんだけど、「自分が何かを感じた」事実はそれだけで価値のある事なんだけど、もっと外に価値を求めているのだと思う。
ちょっと勿体無いなと思うけど、生き方はそれぞれだから口には出さず、「楽しいんだよね」とだけ言う。
この場所に出店いている人たちは別に儲かりに来ているわけじゃない。もちろん宣伝目的もあるし、売ることは大事だけど、それよりもこれどう?格好いいでしょ、素敵でしょと言うメッセージが伝わってくる。
好きなものに自覚的で、そこに労力を惜しまず、人に伝える努力をする人、そしてそれを楽しめる人を尊敬したいと思う。
好きは見つけるものではなくて、育てるものだから。
なんか気になる、ちょっとやってみる、から少しづつ大きくなって気付いたら好きになっている。そうやって育てられたものが人に伝わり、また誰かの好きの種になる。好きが循環していく。
楽しむことが下手くそだから、ちょっと油断すると不幸のドミノ倒しばかりが目につくけどもっと楽しい世界を覗いていきたい。
なんてコトを思ったり思わなかったり。
会いたかったブックデザイナーの川名潤さんとも少しお話しできたし(自分でもびっくりするくらいむにゃむにゃ喋っただけだけども)、行きたいブースは行けたので満足して3時間はすぐたってしまった。機会があれば今回購入したものも紹介できれば。
ちなみにTABFに初めて行かれる方は1Fで時間を使いすぎると勿体無いです。実は地下のブースの方がボリューミー。
次回は自分も出店する側で出てみたい。地味にヒューマンノイズでもPHOTOZINEを作っているので、気になった方はHP覗いてみてください。
コミケとかも行ってみたいなあ。
HNM
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