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ナンパのきっかけ

名著との出会い

〜23歳の11月14日〜

 以前、ダーツバーで声かけた、ちよちゃんの友人から接骨院を紹介してもらった。腕の良い接骨院で、週1~2ペースで矯正し、通いはじめて早1ヶ月が経とうとしていた。

 担当の埼玉先生(仮)は気さくでどんなコアな話や濃い話も拾ってくれる。通う頻度もあってか、だいぶ打ち解けられたのだった。埼玉師匠のコミュ力には驚かされる。

 さて、その師匠に、自分がダーツバーを中心に知らない人に話しかけるようになったと明かしたところ、いい本を紹介してくれるとのことで。この日は矯正ついでにその本を借りたのだった。

 タイトルは『ナンパ~究極の男磨き術~』(著.零時レイ)。はじめ、師匠はなんちゅう本読んでるんだと思ったが、タイトルの時点で興味深々だった。さっそく接骨院からの帰りの電車で読み始めたところ、もう面白い面白い。一気に読んでしまった。

 本書では引きこもりだった30代の作者がコミュ症克服のために知らない人と話す訓練を経て、ナンパ師になり、美女と関係を持つまでにいたる過程を描いたものだ。作者がナンパ師になってから美女と関係を築くまでの期間はたった半年ほど。

 半年で、コミュ症克服から、女性関係にまで発展するのである。


 特にこの本で気になったのは、その特殊な会話訓練方法。やりかたは、一日に5人の知らない人に話しかけるというもの。お店の店員でも近所のおばさんおじさんでも構わない。初対面なら誰でもOK。簡単に実践できるようでいて、難しい。しかし、慣れれば声かけの壁が低くなる。緊張が軽減するのだ。

 僕はこの方法を知ったとき、素直に実践したいと思った。べつに一流のナンパ師になりたいわけではない。それでも、自分が初対面の人とでもすぐに打ち解けられる能力があれば、人生ってもっと楽しくなるのだろうなって思っている。出会いのない僕にはなおさら。

 あとは、いつも震えた声かけをしてたので、改善したかった(ダーツではそうした声かけであっても結果的に楽しくプレイできるからカバーできていた)。

 そういう点でこの訓練法は今の自分にピッタリだと思った。読み終わった後、たった数ヶ月で引きこもりコミュ症が持ち込みナンパにいたれるという夢物語を信じて、自分改革を始めようとまた思い直したのだった。とりあえず体重を落として、髪型と服装を変えるか。ラウンジ(フラれたことしかない男04参照)にはしばらくお世話になりそうだ。


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