ヨーガや瞑想をすればするほど現状より人生が悪化する理由
『ヨーガ教室に行ったのにかえって身体が痛くなった』
『瞑想をしたのにかえって心が落ち着かなくなった』
『ハートチャクラを解放するというワークを受けたのに
イライラが増して人を遠ざけたくなった』
これは全て私が経験したことで、
なぜそうなるのか ずっと理由が分からなくて混乱していた。
このようなことが起きると、
ヨーガや瞑想、精神世界のワークを受ける前より
かえって自分の状態が悪化するので
しばらくはそのリカバリーに追われる。
リカバリーに充てている期間は
さらに悪化することを避けたいので当然ヨーガや瞑想から距離を取る。
そうしてなんとか最初にヨーガや瞑想を受ける前の状態と
同じくらいの状態まで自分を持ち直せた時に
再びより良い状態を目指してヨーガや瞑想に挑む。
そしてまた
身体が痛くなるか、感情が揺れるか、日常に問題が起きるかで
ヨーガや瞑想を受ける前より自分の状態が落ち込む
→リカバリー
→再びより良い状態を目指してヨーガや瞑想に挑む
・
・
・
という
『スタート地点
→精神世界のアプローチ(ヨガや瞑想、各種ワーク)をする
→スタート時点から悪化
→リカバリー
→再びスタート時点まで持ち直す』
無限ループを長い間繰り返していた。
この原因が突き止められていないと
『次は違うヨーガを試してみよう!』
『次は違う瞑想の先生に習いに行ってみよう!』
と見当違いの行動をしてしまい、
一見違うアプローチを試みているようで同じことを繰り返してしまう。
この「精神的な実践をすることで、苦痛が増す原因」はなにか?
この”苦痛”の正体はなにか?
今日のレッスンではこの問いの答えを得ることができた。
まず、
”ヨーガや瞑想といった精神的なこと=霊や魂に関すること”と
’普段の私たち=秘教用語では形態(身体、感情、思考などの人格)’
は
“水”と’油’のように
あまりにも質が違いすぎて両者を無配慮に近づけると反発、摩擦を生む(=混ぜるな危険)。
その摩擦こそが”苦痛”と呼ばれる。
本来混ざり合わない水と油だが、
条件さえ整えれば両者は混ざり合うことができる。
それがマヨネーズやドレッシングといわれるもので、
乳化することによって
水単体でも油単体でもなく別のものに変わる。
これを秘教用語では”変性”という。
同じ水と油でも
燃えている天ぷら油に水をかけると反発が起きて爆発する。
このように本来性質の違うものを混ぜ合わせる時には、
混ぜ合わせる時の条件、状態によって結果が大きく異なる。
条件によっては、
爆発物のような危険な物になったり、おいしいマヨネーズの材料になったりする。
同じように
霊や魂に関する精神的な次元の高いものに接するときは
自分(=秘教用語では形態(=身体、感情、思考))の状態をそれに見合う状態に整えておく必要がある。
なので、
・気持ちが整っていないままなんとなくヨーガレッスンに出る
・ふらっと来ていきなり瞑想に入る
・段階を飛ばして高度な精神世界のワークに参加する
これらはなにも影響がなかったらまだ良いが、
てんぷら油のなかに水を入れる危険行為となってしまっていることがある。
この衝撃、摩擦が”苦痛”となって現れる。
苦痛(=摩擦)の現れ方は3種類ある。
・過去の誤った活動によるカルマの解消
・現在進行形の恐怖や懸念
・未来の予期不安
カルマの解消が一度起こり始めてしまったのならば、
"新たなカルマを生まぬよう俯瞰して耐える"に尽きる。
解消することができれば次の段階に進めるが、
出来なければ形を変えて、そして大きくなって繰り返す。
幸いにも、ヨーガスートラには
“これから起こる苦痛は避けることができる”と書いてある。
どうすれば避けられるのか気になる方は勉強してみると良いと思う。
その条件が整えば、
過去のカルマ解消に至っては
それが
・精算すべきもの
・レベルアップのチャンス
と分かっているので
たとえ自分によって試練のような出来事が起こっても
断食時のデトックスのようなものだと"仕組み"が分かれば
受け止め方が変わり、今まで苦痛と感じていたものを苦痛と感じなくなる。
そして新たな精算すべきカルマを生み出すような行動も
自然と選択しなくなっていく。
自分が抱く欲求も変わるので恐怖や予期不安もなくなってくる。
まとめると、
ヨーガレッスンを受けるにしても、瞑想をするにしても、
それ相応の準備をして、
摩擦を生じさせることなく高次のエネルギーとつながるための形態(=身体、感情、思考)を整えておくことが必要である。
そうして水と油が変性してマヨネーズの材料になったように、
高次の精神的なこと(=魂や霊の次元)とそれに相応しい形態(=身体、感情、思考)が合わさり変性すると
“霊的人間(=愛や平和など”魂の特質”を表すことができる人間)”になれると言われている。
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