見出し画像

ヨーガ教室に行っても日常が変わらない3つの理由

「ヨーガ教室に行けば体型がほっそりして、感情も人生も好転する」

そう思ってヨーガ教室に通っている人は少なくないと思う。

確かにヨーガ教室に行けば最後は気持ちが落ち着いて、体もすっきりした状態となる。
ただ、その落ち着きがスタジオを出た瞬間失われて元の日常に戻ってしまうのはなぜか?

その理由は3つある。

まず、1つ目の理由は
「目的意識が違うから」

一般にヨーガ教室に通う目的は
・ボディメイクをしたい
・身体を良い状態に保ちたい
等、肉体に関するものが多い。

そこを目指すようでは、
その効果しか受け取れる器を用意していないことになり、
それ以上のものは受け取ることが難しい。

少しヨーガを知っている人の中には
・感情のコントロールができるようになりたい
・クヨクヨ悩まないようになりたい
等、感情に関する目的意識を持って通う人もいる。

また、ざっくりと”人生をよくしたい”と思って通う人もいる。
それだと自分にとって、
どんな風な人生が良い人生で、どんな風に達成するのかが曖昧でふわっとしてしまう。

ヨーガの真の目的とはなにか?
その目的を達成したら日常生活がどうなるのか?
その目的にはどのようにして達するのか?

それを明確に、そして生徒に分かるようわかりやすく答えられる先生のヨーガ教室に通うことをお勧めする。

また、その真の目的意識を持ち歩むのであれば、
その目的が達成された時
上記に挙げたすべての目的は達成される。

2つ目の理由は
「学ぶ準備ができていないから」

“ヨーガ教室に通えば自分が成長できる”と思っている人は、
忙しいスケジュールをやりくりしてなんとかスタジオに通う。

睡眠不足であっても朝ごはんを食べてなくても、
ヨーガ教室に辿り着きさえすれば、先生がなんとかしてくれると思う人が少なくない。
私もその1人だったから。

イギリスのことわざにも
「馬を水辺に連れていくことはできても、馬に水を飲ませることはできない」
とあるように、

実際に変わるのは”自分の意志や行動”によるし、学ぶための準備を自分で整える必要がある。

先生は生徒の状態をよく見ているので、
生徒が話を聞けるような状態にない時は話しても意味がないので話さない。

生徒はヨーガ教室に行く前から、
学ぶにふさわしい心と身体の状態を作って準備しておく必要がある。

3つ目の理由は
「言われたことを日常で実践しないから」

先生は私たちとって抽象的で理解が難しいレベルの高い教えを
生徒が日常に活かせるよう噛み砕いて話してくれる。

そこを単なるアドバイスと聞き流して
ヨーガ教室を出た瞬間普段の自分に戻っては
わざわざ月謝を払って通うのがもったいないとヨーガの先生は話されていた。

ヨーガ教室で落ち着きが得られるのは
先生がそのような空間を作ってくれるからいわば当たり前で、

重要なのは
「ヨーガ教室で感じた落ち着きや心の静けさを保ち続けられるか」
ということ。

もう少し噛み砕くと、
日常において、特に自分が問題だと感じることが起きた時に
姿勢と呼吸とマインドで自分を守ってあげられるかがヨーガの練習となる。

ヨーガの実践場は日常、つまり社会活動の中である。

さぁ、今日もヨーガの修行をしに社会活動を始めよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?