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転職したとき

 来月から新年度が始まります。転職して新しい仕事、職場でのスタートという人も多いのではないでしょうか。

 私も転職を4回(日本民間企業→上海現地採用、上海で2回転職、上海現地法人→日本地方自治体)経験しました。

 新しい職場に慣れるのは大変ですし、転職なら早く結果を出さなきゃと焦る気持ちもあります。

 ヘッドハントされたり、新しいポジションに据えられたり、既存ポジションの追加補充だったり、色々な形で新しい職場でやっていく訳ですが、これまでの転職経験を振り返ってみて、思ったことを書いてみます。

〈転職したとき〉
○ 最初は、ほぼ後悔する。
 当たり前ですが、新しい職場のルールや流儀、マナーが違うというのは、想像以上に戸惑うものです。そして、そこまで歓迎されていないように感じたりもするものです。すると、「こんなはずではなかった」、「前の職場のほうが良かった」という感情に襲われます。
 しかし、これが普通なのかなと思います。誰でも前の職場を基準に考え、理想との違いに落胆します。もちろん最初から、「転職してよかった。新しい職場最高!」となれば、それが一番HAPPYだと思います。ただ3ヶ月もすれば、何だかんだでとりあえず慣れてくるので、まずは3ヶ月ですね。

○ とにかく、新しい職場のやり方を尊重する。
 転職してすぐに結果を出そうするあまり、自分のこれまでのやり方を通そうとすると、中々受け入れてもらえなかったり、新しい職場のやり方に違和感を持ったりして、ストレスを感じます。
 ここは、最初の大事なステップで、新しい職場の人たちから認められなければ、そこでのキャリアアップは難しく、まずは、新しい職場の流儀を尊重し、一生懸命覚えることです(効率が悪くても、意味ないように思えても)。そこのやり方で一通りのことが出来て、初めて仲間として受け入れてもらえます。

○ 新しい職場のやり方で結果を出す。
 小さい成果であっても、地道に取り組み、その新しい職場のやり方に則って結果を出すことで、ようやく周りから、「信頼」してもらえます。この過程において、自分自身の新しいやり方が生まれ、そこでのキャラが確立します。そして、違和感を感じながらも受け入れた新しい職場のやり方を通して、導いた結果の中に、自分の強みが垣間見えるはずです。

○ 自分の色を出す。
 新しいやり方を覚え、自分の強みが少しずつでも発揮されてきたこのステップで、ようやく自分のやり方をどんどん試していくことができます。これでさらに結果が伴えば、周りから「彼(彼女)に任せたい。任せて大丈夫。」となり、完全に信頼を勝ち得た状態となり、転職によって得たものも大きいと思います。

転職に限らず、同じ職場での異動でも同様のことがあるかと思います。環境が変わることは、慣れた状態から抜け出すためストレスもかかりますが、それだけに自分自身が磨かれていくと思います。

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