「アート制作と仕事と労働の質」
「アート制作と仕事と労働の質」
今日もこうして文章を書くことができることを感謝します。さて、僕のこのテキスト集ですが、アートのことを語るのがメインになっています。
そこで、僕はアートを作るために何をモチーフにしているかを考えて自分を掘り出し見たいと思います。
僕は、ほとんど肉眼で見えるモチーフを描きません、イメージ、想像、空想、インスピレーションでやってきたものを絵にしたり詩にしています。あとは、それを押し出し表現するために、肉体的な体力と、精神的な体力を使い消費して作品を描いています。
それは、不可能なことを可能にする試みであると言えます。
見て描く方が簡単、得意という人もいる
まったく空想でないと描けない、そういう人もいますが、
僕はほとんど現実感のないモンスターを描いているのです。つまり、僕にとって絵画とはギャンバスに描かれたバーチャルリアリティーであることを告白しておきます。
その、発想イメージはふとした瞬間に現れます。それが何通りの絵があって、少し混乱しますが、下絵で紙にソフトパステルでエスキースして空想を定着させます。それでさまざまなイメージを何枚も描いていきます。
乗ってくる時があります。その状態になるといい絵が出現してきます。下絵の段階は空想を定着させ、写真を撮るようなものです。
それでいく枚かいい絵があったら、本番に行きます。それはキャンバスとアクリル絵の具で清書します。それで出来上がりになります。
おおむねこういう方法で絵というものを描いています。最初はイメージから入っていきます。
その制作の後は疲れていたり、精神がホットな状態になっているので、お茶を飲み、ゆっくり休みます。
この制作過程をお読みになり、私にもできそうだなとお思いになると思います。できますよ。
ぜひ、やってみてください。でも、この方法はあなたにとって最善な方法でないこともあります。趣味のこととしてこの方法をやってみてもいいのではと僕は思います。
もちろんモチーフを見て描くより簡単です。
モチーフを見て描く場合は、静物画であれば、測ったりじっくり見て辛抱強くモチーフと向き合います。時間が経つと乗ってきてどんどん描き進めます。この段階では画用紙にモチーフを描いています。それでそのメインのモチーフも台も描き背景もつけたら、それから絵の具で描いていきます。そのデッサンした下絵はキャンバスに描き、それから茶色と白でセピアな画面に塗り込みます。
乾燥したら、色をのっけていきます。
赤、青、黄、白、茶色しか使いません。それを混色して色を作っていきます。
辛抱強く絵に向き合って描いているうちに出来上がってきます。
そんな感じです。
静物画の最初はリンゴとかお皿とかでいいかもしれません。
背景は白色とグレーを混ぜて壁を表現すればいいし、台は木の色でいいと思います。
このテキストで何がいいたいかというと、アートでなくとも、いろんな仕事や、作業の中で、手を抜かずしっかりやりきればいい仕事、質のいい仕事になると考えで提示してみました。
僕も、アートを描くように仕事をしています。それで質のいいレベルにまでなれているのではないかと自信を持っています。
ありがたいことです。
カオスな状態でも、一つ一つ片していけば仕事も完成に向かいます。手を抜かなければ質の良さに変わっていきます。
絵画制作は一作品を描くのに一仕事な感覚です。
そういう意味で、絵を学ぶ、生涯学習でも絵を描くというのは社会人にとって意味のあるものではないかと思いました。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
8月
ほんだゆうきしるす
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