【受験】現代文、どうすればいいか

こんにちは。

この記事は、他記事のきちんとした参考書ルートを紹介する感じではなく、現代文の読解力・速読力はどうやって上げればいいのか、共通テストを始めとするマーク現代文の取捨選択をどうすればいいかなどについて徒然なるままに記していこうと思います。


~現代文が大嫌いだった10代の頃~

自分は10代の頃は日本語の文字を読むのも大嫌いであり、新聞なんて勿論読まないし読書もしない。そのため、現代文はマークも記述もいつもボロボロでした。笑

センター試験も現代文は半分取れていなかったと思います。40/100とか...笑

そもそも大嫌いだったので、センター現代文の対策をすることも無く、やる気も無く、何とか他教科でカバーするという形でした。笑

(マークだと数英理で9割以上取って、全体が8割Justとかでした。)


~読書にハマった慶應時代~

慶應に入学した学部は理工学部でしたが、1年生の頃からビジネスの世界に行きたいと考えていたため、ビジネス書を読むようになりました。

とはいっても、1~2年生の頃はセンターとかで出題されるような評論文ではなく、実務で求められるような「会計の基本」とか「お金の流れ」みたいな経済や経営に関する分かりやすい本をメインに読んでいました。

しかし、3年生以降になってくるとビジネスから派生して次第と社会問題に興味を持つようになり、主に経済的な社会問題を題材とする文庫本やビジネス書を読むようになりました。つまり、実務的な内容から教養へと興味が移り変わった感じでした。

又、3年生あたりから日経電子版を読み始めるようになりました。

証券アナリストや簿記、その他自習で培ったビジネスの知識から派生して現実のビジネスの世界では今何が起こっているのかということに興味が湧いてきたのだと思います。


~大量の資料を高速で読んでいた投資銀行時代~

投資銀行時代は企業の経営に関する資料や経済ニュースや法的な契約書等の大量の実務的文書を高速で読み、頭の中に入れて、それをお客さんに適切に説明できなくてはいけませんでした。

自分は社会人になった頃は、そういうことが苦手ではなく寧ろ得意な方でした。

INPUT(資料読む)>> INTERPRET(頭の中でまとめる)>> OUTPUT(説明・プレゼンする)といった流れです。

正直な話、初めから得意な人は多くなく、実務を通して皆だんだんと慣れていくと思われます。


~何故か現代文ができるようになった再受験時代~

学士編入から一般再受験に切り替えた際に一番始めに気になったことがセンター試験から共通テストに替わることでした。

各科目どのような変化があるのか...といったことが気になって仕方なかったのですが、数英理は昔から得意であるし、どうにかなるだろうと思っていました。しかし、一番怖かったのは古典を含む国語でした。笑

センター国語に関しては、10代の頃は模試とかで良くて120/200だったので、これは地方国公立医学部医学科を受けるにあたって、かなりの障壁になると恐怖でしたね。笑

そこで、文科省(大学入試センター)が実施した施行調査を国語の現代文だけ解いてみたところ、評論+小説合わせて30分程で解き終えることができ、尚且つ評論・小説共に満点でした!笑

自分でも驚きましたね...笑

これほど読解力・速読力が上がっているとは...笑

その後、本番まで模試以外で現代文に触れる機会があったのは駿台の夏期講習と冬期講習のみで、それは単に形式慣れしたいと思ったから受講した感じです。

そして、共通テスト本番では現代文84/100でした。

50分程かかり少し時間を取られましたが、国語全体が170/200だったので及第点といった感じです。


~何故、現代文ができるようになったか~

これに関しては明確は答えは出ておりません。

しかし、有力な候補を列挙します。


・慶應時代に社会問題に関する本を乱読したこと

これは評論に役立ったと思います。問題文の背景知識を持ち合わせていることで読解力の一助になったのだと思います。又、乱読していたことで自然と速読力が上がったのだと思います。


・投資銀行時代の資料の速読及び解釈

上記の通り、投資銀行時代は大量の資料を素早くインプットし解釈して、第三者に伝えなければなりませんでした。共通テスト本番の評論は結局のところ文化論という昔ながらの評論文でしたが、模試や施行調査では実用的文書が多く出題されていました。共通テストの実用的文書は、本文に加え法律や規則等の資料が添付されおり、複数の文章から正解を導き出すという問題形式であったため、これは投資銀行時代の様々な資料の高速インプット及び頭の中で解釈してまとめるという作業が非常に役立ったと思います。


・(人並みの)恋愛をした

お恥ずかしながら、高校時代は少しだけお付き合いさせて頂きましたが、女性といいますかそもそも男性含めて他人の心を理解するというよりは、ノリと勢いで生きていた感じでしたので、小説や映画等で感涙するという感じは全く無かったです。笑

しかし、大学時代の恋愛及び失恋を通して他人の心を理解することが大切だとようやく気付いたのです。(遅い!!!笑)

とある失恋をして以来、暫くの間は「人生とは何か」「本当の愛とエゴの愛の違い」「恋と愛の違い」みたいな今思うと青臭く大変恥ずかしいテーマについて,夜中にコーヒー飲みながら河川敷で考えていましたねw

(そんなことをしていたので、午前の講義は寝ブッチでした。笑)

少なくともその時に答えが出るか出ないか分からないことをグルグルと考えたことが、小説で人の気持ちを読むことに繋がったと思っております。笑

確か本番では恋愛感情が出てくるような内容ではなかったですが、他人の気持ちを理解するEQのようなものはやはり人生経験といいますか、年の功がある程度必要になるんじゃないかなと思います。

勿論、人生経験や年の功が無くても受験テクニックで小説を高得点取る人や10代にして精神的に成熟している素晴らしい受験生もいますが、少なくとも自分はそういう人間ではなかったです。(精神的に未熟な高校生でした。笑)


ここまでがテクニックとかではなく、何となく現代文ができるようになった経緯や推測的理由でした。



以下は自分が再受験時に気付いたちょっとしたテクニックです。

・断定的な表現の選択肢は間違いであることが多い

あくまで例ですが、「~は、確実に~である。」「~は、絶対的に~である。」「~と決まっている。」といった感じで、評論・小説関係無く断定的な表現の選択肢は誤りであることが多いと感じました。勿論、中には正解もありますが、正解の選択肢はいかにも日本語らしい可もなく不可もない無難な表現の選択肢が答えになっていることが多いと思います。


・自分は選択肢からではなく問題文から読んでいた

最近はネットや予備校講師でも選択肢を始めに読んで、内容を推測した上で本文を読み始めろ!という人がいますが、それで点数を取れている人はそれでいいと思います。しかし、自分は現代文の場合、バイアス(偏見)を極力除くために選択肢から読むことは避け、いきなり本文を読み始めていました。(古典は選択肢から推測する方法が多かったですが...)

自論ですが、現代文の問題の選択肢は紛らわしいものが多く、間違っているかもしれない選択肢から本文の内容を推測するのは非常に危険と思ったからです。

まず自分にとって読みやすい内容の文章であれば、本文を最初から最後まで一気に全体を読みます。そして、(漢字問題を除き)問題に取り掛かりますが、問題文を読み取捨選択する前の時点で何となく自分の頭の中にボンヤリとした答えを作っておくことが理想です。(とは言っても、それは非常に高度なことなので、いつもできた訳ではありません。)

自分の場合、前半の複雑な問題でなければ、ボンヤリと頭の中で考えていた解答に近い選択肢がすぐに見つかることが割とあった印象です。

しかし、後半の問題になってくると複雑且つ問題文自体が長いので、上記の方法では太刀打ちできない感じでしたね。

取捨選択の方法は次で紹介します。


・候補を2~3個に絞る。そして、文節単位で考察する

選択肢は殆どが5つで稀に6つの問題があると思います。どう考えても内容的に違うだろうという選択肢は必ずあると思いますので、そこは確実に消去し候補から除外しましょう!

まずはどう考えても内容的に違うと思うものを消去し、多くても3つ、できたら2つまで絞ります。そこからが一番の難所ですが、その時はまず文節で区切り、文節単位でここは合っている「〇」 or ここは微妙「△」 or ここは違う「×」という感じで評価していき、文節単位で「×」の付いた選択肢を候補から外します。それでも残る場合は普通にあるので、そこからは「△」が少なく「〇」の多い方を選べばいいと思います。そして、最終チェックとして選択肢の内容と本文の内容が表現は変われど,基本的には内容が合致しているかどうかという確認作業をして完了です。


とりあえずは以上ですかね。

また思い出したことがあれば、この記事を更新しますね。

ご一読、ありがとうございました!

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