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上京新卒エンジニア、初Interopへ

2023年4月、故郷に別れを告げ……

※イメージです(ぱくたそ様より)
interop会場:幕張メッセ

来たぜInterop!!!!!!!!!

人生初、Interop。人生初、幕張メッセ。
会場が途方もなく大きいだけで気分が高まる。

とはいえエンジニアになってわずか3ヵ月足らずの新卒社員が最新技術の見本市に行ったところでついていけるのか?
本記事はそういう趣旨の感想文です。

※注意※

本記事はあくまで感想文です。
技術的な内容はほとんど登場しません。
最新技術について知りたいのであれば公式サイトを覗くなり、Google先生に聞いてください。

結論

新人研修で結論から話すように指導を受けたので結論から申し上げます。

インターネット、おもしろすぎる!!!

業務にぜんっぜん関係ないけどな!!!

この2文にまとまります。
以下、その説明です。

1.インターネットそのものが楽しい

私の中で、インターネットって「手段」というイメージが強かったのですが、それが一気に覆りました。
ゲームなどのアプリケーションやサービス等を実現するためのインターネットの技術そのものが、広範で深くて、どんどんと新しくなっていく。

例をあげると、今年の目玉でもあった(と思う)IWONが最たるものです。
VRでの卓球を幕張-我孫子間で、4K画質で遅延ロスなしで実現するデモンストレーションは新卒社員の私であっても、新たな時代が来ることを予感させとてもわくわくしました。

IWONデモブース:画面の向こうは我孫子につながっている

また私はShownetテクニカルツアー&セッションに参加したのですが、それもとにかく面白かった。

まず、実機を全て見られる点。
世界初お披露目、日本発上陸の最新機器が見られるのはもちろんのこと、それらがどのようにネットワークを構成しているのかまでわかり、今まで茫洋としていたインターネットへの目や頭の解像度がぐっと高まりました。

また、そうした解像度アップはShownet NOCの方々による解説のおかげでもあります。私のような若輩者でも理解できるような説明で学びと楽しさ満点でした。
まあ、正直セキュリティやローカル5Gについてはほっとんどわからなかったんですけれども、それでもGWの冗長化ではVXLANでAct-Act構成にしたり、L3レベルで管理することでSTPが必要なくなる点、SRv6のリンクローカル自動生成によりわざわざ手間暇かけてアドレスを振ってあげる必要がない点あたりは私にもなんとなくわかって嬉しかったです(説明できている自信はありませんが)。
なお、Showネットバックボーンについてはこちらで詳しく解説されています。勉強になりすぎる。

Shownet: 画像はMedia over IPのラック

2.現状全く関係ない話

こうしてInteropを満喫したわけですが、ここでの学びが果たしてどれだけ実務に活かされるのか。

皆無なんですね。

ネットワークというでっかいくくりでは同じだけれども、領域が違いすぎる。
とはいえ、全くの無駄なわけでもないように思います。今回最新のものとして展示・デモンストレーションが行われた技術や機器は早くて2、3年のうちに商用環境へ導入されていくでしょう。その際の足掛かり、心構え的な部分で知っておいて損はないと思います。

またInterop Tokyo 30回記念セッションにて村井純氏が「将来、自分のビジネスドメインは月にあると言えるかもしれない」と発言していたことが非常に印象に残っています。

私は開発はできません。しかし、開発された技術を使うことはできます。ネットワークエンジニアとして社会人をスタートさせましたが、技術の動向を追っていれば、自分のビジネス領域はどんどん広く開けていけると思い、未来への明るさを感じました。
今すぐに、即効性のある学びではないものの、追い続ければ確実にどこかで役に立つであろうし、思わぬところで自分の可能性を広げてくれる、Interopでの学びや感動はそういうものであると思います。

改めて結論

行って損なし。
インターネットを好きになれる。

学びのために行ったつもりがインターネットの面白さに魅了されていました。ここからの1年、仕事や勉強を頑張って、一回り成長した状態で来年のInteropに参加したいです。
なんならShownetのメンバーに応募したいです。

お疲れさまでした。

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