川のほとりに立つ者は
川のほとりに立つ者は(双葉社)/寺地はるな
ナレーター:大西綺華、吉野貴大
私の好みではなかった。これに尽きる。
登場人物各位、とにかく言葉を呑み込む。みんな引っ込み思案かと思うくらいとにかく思ったことを口に出さずに押しとどめる。良く言えばリアルだったり、それに共感する人も多いのかもしれないが、物語を楽しみたい気持ちが強い私にとってはじれったくて仕方がない。
また、たらればも多い。「こうだったら」「もしあのとき」等どうにもならないたらればを重ねる主人公。人間臭く、リアルなん