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街中で時々、壁に無断で書かれた落書きやステッカーやチラシが貼られているのを見る機会がある。

これらの出来はピンからキリまであるのだが、どれもそれぞれ個性があり見ていて飽きない。

もちろんこういった行為というのは迷惑行為であり、かつ犯罪でもある。許されるものでは無い。

なので定期的に上からペンキで塗り替えられたり、剥がされたりする。

しかし時間が経つと再び落書きやステッカーが貼られている。しかも結構人通りが多い場所でもだ。

私はこういった行為をする人達の現場を目撃した事が無い。

なのでいつも無くなったり現れたりの繰り返しを不思議に思いながら見ている。まるで壁から湧き出てくるようだ。

怪談で似たような話があり、殺人があった部屋のシミが何度綺麗にしても再び浮かび上がってくるというような感じのものだ。

この話の場合は死んだ人の幽霊の思いが、壁のシミという形で現れているのだろう。

壁の落書きも似たところがあるような気がする。繰り返される行為にある意味で執念や意地見たいな物を感じさせる。

それらの行為は犯罪であり、かつ行うのには度胸もお金も必要だ。しかもそれに対する社会的な見返りは当然無い。

それでもやり続ける人達がいるというのは、私が思うそれ以上の何かがあるのだろうか。


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