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不登校のはなしのその後〜僕のはなし12〜父との関係

父は定年退職をし、放送大学で勉強したり、
山に歩きに行ったりして自分の時間を
楽しんでいた。

不登校時代、父は僕の気持ちを理解して
くれずとても苦手だった。

父も退職をして丸くなり
僕との関係も良くなった。

母の言うことや、周りの言うことにを
全然聞かない父が僕の言うことは
何故だか素直に受け入れることが多くなった。

別にお互いに気を使ってる訳ではない
不思議だった。

父は、ぱそこんやインターネットの
使い方を僕に聞いたり、自分史なんかを
作っては見せたりしてきた。

父は頑固で口下手で、協調性がなく
少し変わっていた。

母が孫に「なんで、ばぁちゃんはじいちゃんなんかと
結婚したの?」と不思議がられるくらいだ。

そんなある日、
父がお酒を呑み始め
少し酔い始めた時だった


急に父が語り始めた
「お前が不登校になった時なぁ
俺が原因かもしれへんと思ってんな
仕事で単身赴任で家にいつもおれへんから」

僕はショックを受けた。

父は僕に興味がなく
学校にも行かれへん、あかんやつ

学校に行かれへんのは僕が弱いから
母が甘やかしてるからだと思っているのだと
と思っていた。

10年以上経って
父は父なりに僕の事で
きちんと悩んでいたことを知り、
とても嬉しかった。

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