自分のアプリで¥30万/月を目指す挑戦をします
数ヶ月前、私は「Andrey Azimov」という個人アプリ開発者のブログを読みました。
ブログに書かれていたのは、だいたいこんな感じのことです。
「自分のプロダクトで生計を立てるために仕事を辞めました」
「プログラミングスキルはあまり高くありませんが、1年以内に$1000/月の目標達成を目指します」
このブログから約1年経ったころ、彼は$1000/月の目標を達成しました。
Andrey Azimovのブログを読み、私は心躍りました！私も彼と同じように、自分の制作物で生計を立てることをずっと夢みていたからです。
そして決心しました！「私も自分のアプリを作ろう」と！
私の目標は、今から1年後までに収入を¥30万/月にすること！1年後なので期限は来年の6月までということになります。
# 私の目標
1年後までに ¥30万/月 になる
目標額が¥30万/月なのは、同年代(20代前半)の平均収入がこれくらいだからです。こちらのサイトによれば、20代の収入は¥20~40万/月だそうです。
¥30万円/月もあれば、自分の制作物だけで食べていける状態になれます。
もし来年になっても上手くいかなければ、今のバイトの時間をもっと増やすか、あるいはどこかの会社に就職しなければならないでしょう…。それに、挑戦をするなら、若く、エネルギーがある今が最大のチャンスです！
作るアプリ
実は、最初に作るアプリは既に決まっています。アプリ名は「まっしろノート」。ノートアプリです。
私はもともと、何かを作るときに、よくノートを使っていました。ノートに文字や絵を描いている時間が好きなんです。
しかし基本的にノートを使うのは、アイデアを書く段階や、ちょっとした下書きをするときなど、プロジェクトの序盤だけです。本格的にプロジェクトの制作が始まったら、ノートアプリではなく、その作業専用のアプリを使うと思います。例えば、私がウェブアプリ開発をするときは、こんな感じです。
# アイデア
Goodnotes もしくは アナログの紙と鉛筆
# 素材制作
Procreate もしくは Affinity Designer もしくは Adobeのイラレ
# コード
VScode もしくは TextasticとWorking Copy
それぞれのアプリは確かによく出来ていて便利です。ですが、私はずっと「全ての工程が１つのアプリ内で出来たら良いのに…」と思っていました。まっしろノートは、そんな悩みを解決するアプリにしたいです。
まっしろノートのゴールを一言でいうと、「個人作家(もしくは少人数の制作グループ)の制作をこれひとつで完結させられるアプリ」にすること。作家志望の学生にもオススメできるアプリを目指したいですね。
具体的には、小説家なら、アイデアのメモから本の執筆、ストアへのリリースまでもが出来るようにしたいですし、アプリ開発者なら、アイデアのメモからアプリのデザインや機能の実装、リリースまでを簡単に行えるようにしたいです。
アプリの目標やロードマップなど、もっと具体的な話は「まっしろノートの紹介ページ」にまとめてあるので、ぜひこちらもチェックしてください！
今月の成果
今月は、主に運営方針を決めました。プロジェクトを始めたばかりだったので、方針を決めるまで色々迷っていました。
色々な個人開発者のSNSやブログをチェックしたので、アプリのリリースまでに多くの障壁があることは、何となくわかっていました。無闇にアプリを作っても、きっと上手くいかないでしょう。私はアプリリリースまでの障壁をリストアップし、それらへの対策を考えました。
# アプリリリースの壁
1. 公開できない
2. 収益化できない
3. 集客できない
4. 継続できない
1つ目の壁は「公開できない」こと。
しばらく開発を続けていると、いつリリースしたら良いのか、分からなくなります。「もっとクオリティが高くなってからリリースしよう」とか…、「このアプリ需要ないんじゃないか」とか不安になったりして、いつまでもリリースできないのです。
私はこの壁に対抗すべく ある作戦を立てました。名付けて「0日リリース」です。
# 0日リリースプロジェクト
アイデアを思いつく
↓
その日のうちにリリース
↓
アプリが公開される
0日リリースプロジェクトは、アイデアを思いついたその日にリリースします。私の「まっしろノート」アプリも0日リリースプロジェクトです。
これがリリースしたての「まっしろノート」です。画面にはアプリ名である「まっしろノート」の文字だけが表示されています。ここから、徐々に要素を増やしてアップデートしていきます。
初めから公開していれば、公開のタイミングを考える必要はありません。0日リリースプロジェクトはそんな考えのもとで構築されます。
0日リリースプロジェクトでは、その日の作業の様子をブログやSNSで共有します。その時、制作中のアプリへのリンクをつけると、リアルタイムで進捗をチェックしてもらえるようになります。
もともと毎日の進捗報告は、自分のホームページのブログ内でおこなっていました。こんな感じで、ちょっとゲーム画面っぽいデザインにして、見ている人が楽しめるようなブログにしたいと思っていました。また、下の方にある「きょうの制作結果を見る」リンクから、その日の制作結果を見ることが出来るようにしていました。
ただ、しばらくこのブログを続けているうちに、このブログは書くのに時間がかかることや、自分のサイトでブログを発表するより、SNSに直接投稿したほうが、多くの人の目に留まりやすいことに気がつきました。
そこで思い切って、自分のホームページでブログを書くのはやめ、制作をログをX(旧Twitter)とDiscordへ投稿することに決めました。これらは今日から始めます。
今はまだ始めたばかりなので、投稿は少ないですが、より詳細なログはDiscordの方で配信するつもりです。サーバーの参加も、基本誰でも歓迎しています！アドバイスや要望なども、ご自由に書き込めます(採用するとは限りませんが…!)。
ログは基本、毎日公開するつもりなので、ぜひフォローなどよろしくお願いします🙇♂️
アプリリリースの壁、2つ目は「収益化できない」こと。
対応策は、最初から収益化を意識してサービスを作ることでしょうか。「まっしろノート」アプリの場合は、先に価格プランをある程度考えておくことにしました。
# まっしろノートの価格プラン
¥0/月 基本的な描画機能
¥350/月 保存・書き出し機能
¥100~1000/月 その他の拡張機能
まず、基本的な描画は、アプリのお試し機能として¥0で出来るようにするつもりです。そして、作成したノートを保存・出力する機能に¥350/月の料金を設定するつもりです。エディター系アプリでは、保存機能はほぼ必須だと思うので、これが実質、基本料金ということになります。
さらに、その他の拡張機能を追加するごとに¥100~1000/月の料金を設定するつもりです。人によって、欲しい機能が異なると思うので、個々のユーザーが欲しい機能だけをトッピングのように追加できるサービスにする予定です。
基本料金が¥350/月なのは、私の目標額が¥30万/月だからです。¥350のうち、¥50の部分はサーバー代や勉強代などの経費に当てようと思うので、収益は¥300です。1人あたりの金額が¥300なので、目標の¥30万を達成するためには、1000人の課金ユーザーが必要です。単純計算ですが、日本語版と英語版のアプリで、それぞれ500人の課金ユーザーがいれば目標達成ができると考えれば、(かなり頑張れば)不可能ではないでしょう。
3つ目の壁は「集客できない」こと。
プロジェクトリリースの前段階から、このようにブログやSNSで発信を行うことで、この壁をなるべく回避したいと思っています。
4つ目の壁は「継続できない」こと。
何事も継続するのはとても大変です。私も過去に、途中で辞めたプロジェクトがたくさんあります。対策として、私は「自分が使いたいアプリ」を作ることにしました。まっしろノートも自分が使いたくて、作るアプリです。
自分が欲しいものではなく、世の中のニーズに合わせてプロダクトを作った方が良いという意見もあります。でも、個人開発の場合、自分のモチベーションだけが頼りです。制作のモチベーションが下がったら、自分ですぐに辞めることが出来てしまうのです。だからこそ、自分で使いたいものを作る必要があると思います。
リリースしてからも、サービスを維持していくのは大変です。自分で使っていれば、アプリを改良したくなると思うので、メンテナンス頻度が自然と上がり、息の長いアプリにできるのではないでしょうか？
そして現在のアプリの状態も、ここでお伝えしておきます。
最初のリリースでは、「まっしろノート」というテキストが表示されているのみでした。
現在は、サイドメニューの要素が少し追加された状態になっています。
…というか、まだこれだけです！今月は、なかなか運営方針が定まらなかったので、あまり進みませんでした。来月は、機能面の進捗などもご紹介できると思います。
運営方針
しばらくは、このような運営スケジュールで、プロジェクトを進めていこうと思います。
毎週月曜〜土曜： アプリ制作 ＋ XとDiscordで制作ログを更新
毎週日曜： お休み
毎月最終木曜日： noteでその月の成果報告
まとめ
最後にこれまでのことを、まとめておきます。
¥30万/月の収益を目指して個人でウェブアプリ開発に挑戦します
最初に作るアプリは「まっしろノート」というノートアプリ
現在はサイドメニューが少しできた程度
進捗はホームページ・X・Discordでチェックできます
それでは次回、来月の最終木曜日をお楽しみに！
リンク集
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