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初めて絵を買った日

髪の毛は一気にいっぱい切って、それが伸びてきて、扱いにくくなったら切りに行くので、半年に一度ぐらいしか美容院には行かない。暑いし、もさもさなので美容院に行った。

美容師さんと本の話になった。彼女が伊坂幸太郎が好きだと言うので、殺し屋シリーズが好きだと言ったら、マリアビートルの檸檬が胸が苦しくなるほど好きだという話が聞けた。私もマリアビートルはすごい良いと思った。iPhoneのメモに感想を書いたぐらい。伊坂幸太郎の話は終わり方が好き。

ちなみに、今日美容院に行く電車で私が読んでた本(吉田篤弘の空ばかり見ていた)は放浪する美容師の話だった。

思いがけず、美容師さんとの話が盛り上がって、マリアビートルの良さを共感できる人と出会って、気分が上がった。

弟がバイトしているので、阪急のアジアフェアを見に行ってみたら、アジアのアーティストの展示みたいなのもやってて、初めて絵を買った!絵を買うってこんなにわくわくするのかと、ギャラリーのバイトで、絵を買う人は何度も見てきたけど、どんな気分か知らなかった!

今日は高揚感が持続し続ける日だなあ。

国立国際の久保田成子展に行く予定だったので、腹ごしらえに素敵な喫茶店に行った。

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マヅラ喫茶店 @西梅田

良い気分で、久保田成子展に行けた。

1960年代はアヴァンギャルドな時代で良いよね〜

《デュシャンピアナ:階段を降りる裸体》面白かったなぁ。階段一段ずつに画面がついてて、その画面には、階段を降りる裸体の加工した動画がながれるという、、、マトリョーシカ的な感じ、、、

モニターは何かを映すものだけれど、それが動き回ると、見え方が変わっていって、さらに私自身が動くと、また見え方が変わってゆく、、、

最後に、吉原悠博の《River:ある前衛芸術家の形見》があったけれど、久保田成子のアーカイブ映像のようで、作品で、すごくわかりやすくまっとまっててよかった。久保田が亡くなった後の映像が白黒になったので、思ったのだけど、なぜ、モノクロ映像は死のイメージに結びつくんだろうか??

今書きながら気づいたけど、久保田がデュシャンをオマージュしたように、吉原が久保田をオマージュするという構成になってたんかな?いいね。

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《韓国の墓》1993

見た目が好きだったから撮った作品

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万華鏡みたいでおもしろいよ

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