ひまわり

小学校受験体験記(5)夏の終わりに

 8月も終わりが近づいてきました。充実した体験や学びができた!という方も、うーん、成果がいまひとつな気がする、、という方も、あと10日近くある残りの8月の期間を上手に使って、秋に調子をあげていって欲しいなと思います。

 秋の直前期になると、親は願書作成に忙しくなります。準備のための教室に通っているお子さんは9月あたりが難しい課題に取り組むピークになります。秋に運動会など大きな行事がある園に通わせているとかなり疲れがたまってしまうことになるので、夏のこの時期は体を動かして体力増強&ストレス発散をし、しっかり休むことも大切にして、夏の暑さや講習などで疲れたあたまとからだをブラッシュアップしておくと良いと思います。

 なーんて、なんだか偉そうに書いていますが、一番上の子が受験した年の今頃はもう最悪な状態でした。

 きっと最高の体験ができる!と信じて送り込んだキャンプから帰ってきた我が子は妙に反抗的になって帰ってきました。まっすぐな笑顔を取り戻すことができたのは、実はずっと後のことです。

 そして8月後半は体調を崩してしまい、微熱が10日ほども続きました。いつも行っている教室の講習は振替などでなんとか対処したものの、他塾に申し込んでいた学校別対策の講習は動かしようがなく、「講習は1時間半だけだから、あとは寝ていればなんとかなるかな」と車で教室まで送迎して3日間通いました。今から思えば、体調を崩しはじめのまだ熱がない頃に、この講習に行かせたのが、その後の長い微熱につながる体力低下を招いたのだろうなあ、、と反省しきりです。

 でも当時は、「学校別の講習に行く機会は今しかない!」と焦っていたし、なんとも情けないことに「高いお金を払ったのにもったいない!!」という気持ちもぬぐいきれず、「本当は思い切って家でゆっくり休ませたい」と思いながらも正反対の行動を続けてしまいました。

 で、そんなにまでして通った学校別の対策って役にたったのかというと、後にして思えば合否には特に影響がなかったように思います。正直、自分で学校の問題を見て傾向と対策をたてて、子どもに問題集を解かせてはいたので、塾から毎日持ち帰ってくる教材を見たときに「なーんだ。このくらいの内容なんだ、、」と感じたくらいです。やってきたことの方向性はあっているのだということで安心はしましたが、今から思えば体調不良をおしてまで行くべきほどのものではなかったです。

 受験は学びや手先のことや体の動きなど試験対策も大切ですが、なんといっても試験当日にピカピカの状態で受験に臨めるのが一番なので、そのためにはなんといっても体調と気力をあげてあげていくのが重要です。

 8月の残りの10日間、調子アップにつながるような楽しいことと休養をしっかりとれたら、きっと秋からもがんばれると思います!

 そうそう、いわゆる「勉強」の部分であるペーパーも、遊びのように取り組むのもおすすめです。ペーパーをふざけ半分に解く、という意味ではありません。我が家ではお菓子の箱に黒い紙を貼り付け、中央に金の折り紙で王冠を作って貼り付け、そこに終わったペーパーをどんどん載せていきました。表彰台みたいで載せるのが楽しかったみたいです。

 カレンダーも専用のものを用意して、絵を描いたら一枚シール、ペーパー10枚やったら一枚シール、お手伝いをしたら一枚シール、というように好きなシールをその日の欄に貼らせたりもしました。そんな単純なことでもやる気が出るようで喜んでやっていました!

 夏のしめくくり、楽しく充実したものになりますように!!

 


 

 

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