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算数できない、まんじゅう怖い

わたしは算数ができない。おとなになる過程で、嫌というほど繰り返してきたので足し算から割り算までの四則は問題なくできる。概念としても理解できる。だがそれ以降に習う、図形や証明や、ややこしい文章題、何かの公式の数々は、どうしたってわからなさすぎた。

小学校の頃、算数のプリントが終わるのはいつもクラスで1番ビリだったし、生徒会役員だった中学生の頃も、真面目に授業を聞いているのに、全然学校に来ないヤンキーよりテストの点数が悪かった。それなりに考えて一応記入してみた中間テストも、返ってきたら8点。自分でもビックリして、光の速さで折りたたんだ。

逆に国語はよくできた。漢字も大好きだったし、何が書いてあるかわかるから余計に嬉しかった。

少し前のnoteに、高校時代に国語が好きで、国語だけで大学に入れたという記事を書いたのだけれども

それにしたってアンバランスすぎひん??と思い返して、今朝検索してみた。

「算数だけできない」

そうすると、見慣れない文字列「算数障害/ディスカリキュア」という言葉が出てきた。学習障害の一種で、四則以上のことが満足にできないとか、できても独自の攻略法で解くとか、そんなことが書かれている。

振り返れば「9+5」だって、9はあと1足したら10になるから5から貸してあげて、だから14。みたいな足し方でやってきた。クラスにいた、障害を持つよっちゃんにも、そうやって得々とアドバイスしていたが、先生にたしなめられた。余計わかりにくい!って。

そんなことを、なぜかふと思い出したのでFacebookで

自分は算数障害かもしれん!と投稿してみたら

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そしたら御同輩からのコメントがたくさん届いた

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なんでこんなにできひんのかよ(孫)と思っていたのは私だけじゃなかったらしい。もちろんレベルは人それぞれ、ご謙遜も多分にあるかと思う。大人になってやり方を忘れてしまっただけの人もいるかもしれない。

ただ、やっぱり絶望的に算数がわからなくて、うつむいているしかなかった小学生はたくさんいたのだと思う。

こんなにコメントがあったくらいなので、算数って「男女の友情ってアリ?ナシ?」の意見とか「幽霊とか信じるー?」の回答くらい好き嫌いがパキッと分かれるのは確かだろう。

ということは。小学校でも、1組から3組っていうクラス分けじゃなくて、算数好きかキライかで分けて欲しかった。他の教科の好き嫌いはどうでもいいから、ほんま算数。教え合いとか大切なのもわかるけど、それ以前の問題な子、いっぱいいるはず。それで、好き度に応じてスタート地点とかスピードとか違ったらよかったのに。

算数障害という言葉は今日知ったし、自分がそれに該当するかどうかはどっちでもいい。大人になってから、困ってることはあんまりないし。しかも、キライな算数についてこんなに一日中あれこれ考えてたってことは、いつか好きになるかもしれへんし。それはないか。

昔読んだ、小川洋子さんの「博士の愛した数式」で、数字って美しいとか感じる人がいるということを知っているので、もうそちらはお好きな方々に愛でていただいて。


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