『エージェント・マロリー』午後ローを予習する。

 本日の午後ローは『エージェント・マロリー』。二〇一一年の作品。ジャンルはスパイアクションだろうか。
 民間軍事企業で働く主人公マロリーに人質救出の依頼が舞い込む。仕事には成功したものの、それがきっかけで国際的な陰謀計画に巻き込まれることに。みたいな話。
 監督は『セックスと嘘とビデオテープ』や『オーシャンズ11』シリーズで有名なスティーブン・ソダーバーグ。本作も頭から尻尾までソダーバーグ。込み入った話を軽快なテンポと演出で描ききる手腕はさすがとしか言いようがない。ため息が出るほど達者な監督さんだなあといつも思う。
 主演は元UFCファイター、ジーナ・カラーノ。『デッドプール』良かったです。他にも『キックボクサー リジェネレーション』など良作あり。厳つい雰囲気の中にも少し寂しげな眼差しが印象的。かっこいい。
 そしてとにかく共演が豪華絢爛。
 チャニング・テイタム、ユアン・マクレガー、マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラス、マイケル・ファスベンダー、ビル・パクストン。キャスティングが大人のお子様ランチって感じで好きなもの盛りだくさんなのが嬉しい。特にチャニング・テイタム好き。陽のチャニング・テイタムがクリス・ヘムズワースだとすれば隠のクリス・ヘムズワースがチャニング・テイタムって感じ。なにを書いているのかわからねえが、そんな感じ。『フォックスキャッチャー』良かったです。
 原題は『Haywire』で意味としては干し草を縛る金具のこと、とのこと。他にも、めちゃくちゃな、とか壊れた、乱雑なという意味もあるそうで、語源は幾つかあるようですが、干し草を縛る金具が一度もつれると、手の施しようがなかったからとか。ふうん。ためになるなあ。
 


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