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仏でレシート廃止始まる

フランス政府は、2023年8月から、紙の領収書の発行を禁止した。多くの小売店のレジでは、自動的にレシートが印刷されるが、これを廃止。紙や水などの資源を守るための取り組みの一環だ。

小売店で印刷されるレシートのほか、銀行などの各種機関で発行される領収書や、割引の内容が記された紙の領収書が対象となる。

レシートによく使われるのは、熱が伝わると黒く印字される特殊なインクを使用した感熱紙だ。しかし感熱紙は特殊な薬品が使われているため、リサイクルするのは困難という面があった。そのため、レシートを廃止して、紙などの資源を節約しようという趣旨だ。

レシートが必要な場合は、客が店側に領収書を求めることも可能で、店によってはSNSや電子メールなどのデジタルのレシートも提供される。

今ではスマホが広く普及しており、SNSやメールなどでデジタルでレシートを送付することも可能だ。フランスでは、今回の措置を受けて、多くの小売大手が1年以上前から、レシートの廃止を進めてきたという。

日本でも同様のシステムを構築していくだろう。あとは受け手側の処理、零細小売店の対応の対応は、マイナンバーの懸念もあり、かなりの工夫が必要と思う。


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