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【HUGノート】ねんどタワーにチャレンジ!

こんにちは。あややです。毎月対面型の活動をしている施設でのあそびクエスト、5月は「ねんどタワー」に挑戦してみました。今回は、このクエストにこめた願いと子どもたちの姿について、ご紹介します!

5月のあそびクエスト

今回のタワーづくりは造形あそびと理科実験の合わせ技。粘土と決められた素材で「高い自立するタワーを作る」というのがテーマです。

高いタワーを作ろうとするとだんだんバランスが崩れ自立しなくなってくる。そんな中で試行錯誤しながら考え、タワーを完成させる姿を見たいなぁと思っていました。

もちろん子どもによっては私たちの設定した「より高いタワーをつくる」という目標に全く興味を持たない子も。その子たちは自由にものづくりを楽しんでもらえればOK。

子どもの論理的思考力や、考える力、試行錯誤する力の状況を確認すること。または造形あそびで、子どもそれぞれの表現の豊かさを見つけること。そんなことができたらいいなーと思っていました。

子どもたちの取り組み

今回は、小1から中2まで、合計6名があそびクエストに参加。「子どもも大人も関係なく、3人チームを作って!」とリクエストしたところ、子ども1人にクエストフレンド2人のチームが5つ、子ども2人にクエストフレンド1人のチームが1つ、クエストフレンドのみのチームが1つできました。

今回は各チームの取り組みの様子を写真で追っていきたいと思います!

取り組み開始時の様子

スタートの仕方もさまざまです。まずは子どもが手を動かして、それをクエストフレンドが見守るチーム。「こうやってつくるの!」と子どもが指示を出しているチーム、安定した土台をつくるために作戦会議をするチーム。こういうところにも子どもたちの個性が出ていて面白いなぁと思います。

途中経過

製作するときも、ひたすら黙々と自分のやりたいように進める子もいれば、同じチームのクエストフレンドとああでもない、こうでもないと対話しながら考える子もいます。

少し経つと「終わったらどうするのー?」という子も。「んー、どうしようねー」と、特に指示はせずに、ふんわりと答えます。

「もっと高くなる」ことを目指すと、なかなか思ったようにはいかないもの。高くなると不安定になって崩れたり、安定を目指すと高さが足りなかったり。やっているうちに時間が経つだろうと予測していたので、特に「終わったらこうして」などの指示はしないようにします。

実際、そのあとは、他のチームの様子も見ながら試行錯誤して作り直したり、高さではなくデザインに凝り始めたり、他の作品を作り出したりと、時間いっぱい子どもたちはそれぞれの楽しみ方を見つけていたようでした。

各チームのタワーの最終形
タワー以外の作品

その他の作品も個性豊か。大好きなカービィとクワガタの作品をつくったのはたいきくん(仮名)。何も見ずにここまで作れる観察眼と再現力に脱帽です。

他にもなんだか強そうな人形を作る子がいたり、粘土のパッケージに描いてあった果物やケーキを再現してみる子がいたり、気づけばいろんな作品ができていてびっくり。子どもたちの創造力に改めて感動するあそびクエストになりました。

さいごに

今回のあそびクエストは参加した子たちの集中力も高く、それぞれで考えながら取り組めたのかなと思います。

このような「自分で考えてやってみる」ことの面白さを感じる機会を積み重ねていくことで、「自分で考える」「自分で決める」ということへの自信につながっていく。HUG for ALLで取り組む「クエスト」の全てのベースにある考え方です。

子どもたち一人ひとり、取り組みやすいことも、取り組みづらいことも、いろいろです。それぞれの状態をしっかり踏まえながら、どんな経験をしていくとよいか、これからも考え続けていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。

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