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「そばにいて」制作裏話 #2

ラジオ

車で移動するときラジオを聴くことが多い。そのとき聴いたのが太田裕美の「木綿のハンカチーフ」だ。いい曲だなぁと思って聴いていたが、途中で切られてしまった。おいおい、お話の途中で切るなんて野暮ではないか。ということで家に帰って聴いてみた。いい曲だ。(T^T)

同じ太田裕美さんの曲で「さらばシベリア鉄道」もつい聴いてしまった。いい曲だなぁ。などと偉そうに感心してしまった。でもその時ピンときた。今まで学生の女の子や男の子を曲に登場させてきたけれど、もうちょっと上の子達でもいいのでは。たまに「冷たい雨」「くゆるかおり」なんかはちょっと上の女の子に登場してもらっている。今回また働いている女の子ぐらいの設定で出てもらおう。

「木綿のハンカチーフ」は田舎から都会に出て行った男の子にどうか昔のままでいてと願ったが叶わなかった。今回色々逆にしてみよう。ミクちゃんに歌ってもらうので、女の子目線の方がいいかなと思い女の子の主人公。女の子が田舎から都会に出ていくパターンでどうだろうか。「木綿のハンカチーフ」は男の子が都会に染まって行ったが、うちの子は染まらないよ。(^^;)

だって私が田舎もんだから都会に染まれません。まあそれはそれでいいだろう。田舎に残してきた男の子を都会から焦がれるっていう流れがいいかな。ちょっと男の子を追いかける感じは「シベリア鉄道」の方と似ているしそれモチーフにしよう。

設定

お話の設定ができると妄想に拍車がかかる。ちょっと前までボカコレに出す曲のお話は何にしようかなって考えていた。このときは話が二転三転してイマイチ定まらなかった。しかし今はこんな感じというのがはっきりしたのでなんとなく頭の中に今回の主人公の女の子が出てきた。

あんまり器用に都会を渡り歩く感じではなく、仕事もそこまでできるわけでもない。それでも都会に通っていて毎朝満員電車。今の自分と重なって、仕事が忙しいのでちょっと大変。こんな感じのことを想像していた。

でも作った曲はなんだか暗いなぁ。しかもなんだかつまんないなぁ。心が沸き立たないのだ。このまま作っていても楽しくないし、ボカコレなんてたくさんの名曲の中出しても聴いてもらえないよなぁ。

もし聴いてもらえたとしても、せっかく聴いてくれた人に、楽しかったと思ってもらいたい。都会に住んでいる仕事忙しOLちゃんという設定だけれど、モヤモヤしてしまう。私がモヤモヤしているのだから、きっと聴いた人もモヤモヤだろう。またまた鉛筆鼻の下モードだ。(^^;)


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