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「そばにいて」制作裏話 #3

ラテン

ここのところ時期的に忙しくなるときである。それ以外でもまあ仕事がいろいろあって忙しい。これはこれで大変で頑張ると時間がなくなる。曲作りに使える時間は少なくなる。なんだか気が滅入ってくる。

そんな時に聞いたのがラテンの音楽。なんとなく聞いているだけで元気が出てくるワクワクとした感じのサンバ。ゆったりと海風が流れるようなボサノバ。なんだか元気にしてくれる感じがいい。そういえば去年の8月制作9月発表の「気づいて」はラテンぽい楽器を使って作った。

ではもうちょっとラテン音楽を曲に取り入れてみよう。まずは研究だ。乾いた拍子木みたいなクラベスの音が聞きやすいのでそれを色々なラテンな曲で聴いてみた。そうしたら独特のリズムがあることがわかった。

リズムを音にするのは難しいが「ンチャチャ、チャチャチャ」か「チャチャチャ、ンチャチャ」のに小節を繰り返していることだ。あとでわかったことだが、ラテンのリズムは「2-3」か「3−2」でできているようだ。確かにこのリズムを聞くと胸が弾み心おどる。たぶん自分はラテンのリズムが好きなのだろうなぁ。

これだけ聴いていてもいいと思ったが、そうもいかない。よ~く聞くとベースが独特のリズムだ。なんていうのだろう、小節の頭に演奏しないのだ。拍の頭がこないといったらいいだろうか。前の小節から鳴っている音がまたぐのだ。初めは慣れなかったが、聴いているとなかなか心地いいと思ってしまった。

しかしこれをLogicに打ち込むことができないということでネットの世界を徘徊する。そうするとベースが独特のリズムだよというのも書いてあって、こうやるとできるよというのも書いてあった。さすがだ、さっそく真似して入れてみる。

おお~、ラテンぽくなったなった。クラベスとベースだけで勝手にラテンぽいなと思いしばらく聴いてみる。調べてみるとラテン音楽の楽器がたくさんあることに気づいた。特に打楽器がたくさんあって、大きいのやら小さいのがたくさんあった。

誤解を恐れずいうと、ドラムキットの一つ一つのドラムを別々な人が演奏している感じだ。あとは竹の笛を束ねたものとかあった。ギターもそういえばあったけれど、これ西洋から伝わったものだろうなぁ。

色々な楽器があったが、それをすぐ使って曲にできるわけではない。できるものを積み重ねてラテンぽさを出していってみた。まあとにかく曲が明るいので、作っていて楽しいというのがいちばんあるかな。音を重ねていくのは楽しい。



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