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「魔法使いのライバル」製作裏話 #5
やっぱり女の子
このライバルちゃん、なんだかほっとけないんだよなぁ。自分ではクールと思っているんだけれど、肝心なところでどっか抜けている。まあ根が真面目なのでなんでも真剣に考えてしまっている感じだろうか。
2番でまさか自分が恋に落ちるとは思っていなかったようで動揺している。しかも二人きりで図書館に行っているんですよねぇ。もともとあの娘に見せるために彼に近づいているのに、二人っきりになってしまったら誰に見せているんでしょうね。しかも帰り彼に送ってもらってドキドキしている。たぶん彼に勉強を教えてくれって言われて、図書館で勉強して帰り送ってもらう。これって誰のためにやっているんでしょうね。魔法が弱くなっているのに気づかず、もう恋に落ちているではありませんか。これってどこかにもうひとりいましたよね。(^^;)
ライバルというのはやっぱり似ているところはあるもんだと思っています。お互いがちょっと意識してしまうのは自分と似ているからでしょう。だから魔法の実力もライバルであるならば、恋もライバルになってもおかしくないでしょう。
前回のあの娘はどっちも選べないと言っていました。しかしライバルちゃんはどちらとも選べる道があるのではという冷静な判断をし、それを見つけようとしています。こういう大きな問題は抜け道があるものです。さあて二人はどんなふうにしていくのでしょうか。
冷静と動揺
ちょっぴり音楽的な話。ライバルちゃんの冷静さを表すために今回はテクノっぽい仕上がりを目指してみた。音色もそれっぽいのを選んでみた。TR-909の四つ打ちで表現できただろうか。できていると嬉しい。
それで2番のサビの歌詞のバックはサブメロディーみたいなのをふにゃふにゃ揺らしてみた。動揺だから揺らすしかないと思い音を揺らす。右と左でステレオディレイをかける。う〜ん、もっと動揺しているはずだと思うので、右と左にに同じトラックを作って、片方をちょっとだけずらしてみた。うんいい感じで動揺している。私にしては上出来だ。動揺しすぎたかな。
あと最後いろんな気持ちが交錯していることを表現したくて、もともとあるサブメロディーみたいな伴奏ともう一つ下に下がる伴奏をつけている。どうしたらいいのだろうという気持ちが下がることと、何とかできないのだろうかという気持ちが交錯しているはずと思い考えたフレーズだ。我ながら名案だと思ったのだが、実力が伴っていないのは致し方ないことである。
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