見出し画像

「魔法使いの男の子」製作裏話 #3

1番

この彼がサリアが最近魔法を使わないことに気づいた。なんでも魔法で済ましていたのに、使わなくなった。どうしてだろう。調べると恋をすると魔法がなくなるという。

サリアが昔から魔女になりたいというのは知っている。そのきっかけは「ワガママ魔法使い」で絵本を読んでもらったからだ。これは困った。魔法の使えない魔女などいない。これは一大事、なんとかしないと。

ということでサリアの親友のテリアに聞いてみた。(テリアはライバルちゃんです。)親友だけれど、魔力が強いが故にいつも自分より良い成績を取っているサリアが目の上のたんこぶです。

どうやら彼のことを意識して魔法が使えなくなっているのに気づき見逃しませんでした。でも彼と話しているうちに自分が彼のことを好きになってしまった。といいうのが「魔法使いのライバル」です。そんなテリア気持ちのことは全く気づかず、彼はサリアの魔法がどうなってしまうのだろうと心配している。相変わらずテリアは報われないなぁ。

2番

2番は短くするためにAメロを半分でいこう。それなので、そんなにお話は入れられません。そこで彼の行動だけに集中した。彼はライバルのテリアから「距離をおいた方がいい。」と言われます。テリアははじめこのふたりをくっつけてサリアの魔法を弱くするつもりだった。

でも自分が好きになってしまったので、「距離置いた方がいい。」なんて言って、サリアを遠ざけようとしています。でも彼はサリアの魔法がなくならないためにどうしたらいいとテリアに聞いています。

サリアが意識して彼からの距離を置いているのに気づかず、テリアに放課後、休みの日には図書館でサリアの魔法を守る方法を聞いています。目の前のテリアが自分のこと好きなのには全然気づいてないんですけれどね。テリアにとってはとても酷なことだと思います。

彼がサリアのこと好きなのはもうわかっちゃっていますから、あんまり手助けはしたくない。でも彼とは話したいので、聞かれるとやっぱり応えてしまう。なるべく彼と話していたいという女心なのでしょうか。まあ彼はどうしてこんなにも鈍感なのでしょうか。幼なじみのサリアの魔女の夢を守るためにライバルテリアからアドバイスをもらっています。

ここら辺をクラスメイトに見られて噂になっているとも知らずに。その噂で「憂鬱」になったのはサリアなんですけれどね。(「魔法使いの憂鬱」参照。)それでもサリアの魔法がなくなったのは自分なのだと気づいてないんですね。しかも恋を応援したいだなんてま~、鈍感ですね。私が彼の友人だったら、一発殴るところでしょうか。(^^;)

つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?