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「魔法使いの男の子」製作裏話 #4

アレンジ

ボカコレに出す曲なので、みなさんの音圧に負けないように元気な曲でいこうと思う。ということでやっぱりドラムは元気目でいこう、けっこう叩いてみることにした。初めコードとピアノのメロディーだけだったら寂しかった曲も一気に元気になる。いいね。

ベース

次にベースだ。最近フォロワーさんにビートルズの赤盤を勧めてもらった。その影響もあってビートルズをよく聴いていた。まぁビートルズ ですからタイトルは知らなくても聴いたことある曲ばかりだった。

4人というシンプルな構成なんだけれど聴かせてくるビートルズはやっぱりすごいんだなと感じていた。曲を作るようになってますます感じていた。曲を作りアレンジするようになり悩むようになったのはベースライン。初めのうちは白玉、つまり全音符だったけれどだんだんつまらなくなってくる。しかしベースは弾いたことがないので、どういうフレーズがいいかわからない。こんな感じで困っていた。

そこで耳に入ってきたのが、ポールの弾くベースの音。何にもしなくても耳に入ってくる。鼻歌で口ずさむのがメロディーではなくポールのベースライン。さすがにボーカルより前に出ることはないけれど、それでも自己主張してくるベース。

もともとベースという楽器は好きなのだけれど、ポールのベースに魅了されてしまった。こんなメロディアスなベースラインは当時なかなかなかったのでは?と考えてしまった。そういうこともあってちょっと今回の「魔法使いの男の子」でもベース頑張ってみようかなと決意する。まあ決意した結果は曲の中に入っていると思うので、ぜひ聴いてもらいたい。いや、なんちゃってベースなので聴かなくてもいいかもしれません。(^^;)

シンセ

いつも悩むのがシンセだ。シンセサイザーはいろいろな音が出せる。昔のシンセや有名なシンセ、いろいろなシンセサイザーが今やソフトウエアである。ハードウエアシンセの制限、重いとかアナログで線を繋ぐのでノイズがのるとかいろいろなものから解放されている。

私が使っているLogicの中にも入っている。その中でよく使うのが「Retoro Synth」。名前通り、これはシンセ としては古い類のものだと思う。なんだか懐かしい音がする。オシレーターで波を発生させ、それを加工していくのだけれど、私はのこぎり波が好きだ。ぽ~っとかわいい感じがする。

これを中心に少しずつ加工していくのだが、これがなかなか難しい。いろいろやっている間にどこに向かっていくかわからなくなるのが音色作りだ。案の定この時も悩んでこんな感じと決めたのだけれど、プリセットに自分の求める音があった。さすがだプリセット。私の好みを察知して入れておくとはレベルが高い。まあ、シンセのプロたちが作っている音なのだから間違いはないだろう。いつか自分の作った音も入れられるように上達しておこう。

それで入れていたらなんだかかわいらしい音のオンパレードになった。どれにするか悩むが一つに決められない。こういうときは間奏で鳴らそう。実は似たような3つの音色がみょんみょん鳴っている。少しずつ違うのでよく聴いてみて欲しい。よく聴かないと違いが分からないぐらいなのだ。

少しずつ組み上がっていく曲を見るのは楽しい。いい曲ができるというのと別なところもあるが。いつも通り10月1日に投稿できるようにしめきりを設定した。だからあと一週間。間に合うかどうかは毎月と同じ感じ。がんばれ自分。(^^;)

つづく


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