見出し画像

「魔法使いの男の子」製作裏話 #5(最終話)

大サビ

最後の大サビをどうしようかというのは歌詞もメロディーもだ。彼がどうするかは彼になったつもりでよく考えてみた。こんな感じの彼だから、やっぱりサリアのことを応援するだろう。弱いながらも自分が魔法を使える男子であるから、サリアを助けるであろうと決意する。ちょっとサリアへの恋心も芽生えつつある感じが出せるといいな。

そんな歌詞書けるかなぁ。なんとなく歌詞いくつか書いてみる。しかし何か物足りない。決意するということはやっぱり力が入るので、何か変化をだしたい、ここでメロディーの出番だ。何か別のメロディーを入れようか?しかしもう大サビに入る前で3分ちょっと前。時間がいっぱいいっぱいだ。

新たにメロディーを入れるのは難しい。ということで思いついたのが転調だ。人間力が入るとちょっと声が上がったりもする。それならば少しだけ音程を上げて決意を示すのはアリではないかと転調してみた。この転調をきっかけに、大サビの歌詞が決まった。よし!

テンポ

初めテンポはBPM145ぐらいで作っていた。やはりもう少し時間を短くしたいということでBPM150、155、160と上げてみた。曲の感じで言うと155ぐらいがいいかなと思ったけれど、もう少し短くすると言うことで160まで上げてみる。やっぱりちょっと速い。

ということでちょっと落ち着いたBPM158ぐらいになった。これで自分の曲の中ではいちばん速いBPMになった。変えたときは速いなぁって感じていたけれど、だんだん慣れて普通になってしまった。なかなか曲のBPMを決めるのは難しい。

完成

最後にお話のつじつまがあっているかどうかのチェックだ。今まで「魔法使いシリーズ」は6曲出しているから、そことのお話が合わなくならないようにちょっとだけ歌詞を直したりする。それで完成だ。

かわいらしい感じのミクちゃんの声にかわいらしい感じのシンセも加えて、なんだかかわいらしい曲になってしまった。
あとはなんとか動画をつけてみて動画を仕上げた。これが完成したのが9月末。あいかわらずのギリギリ具合に焦りながらもほっとする。

ボカコレ

ボカコレは10/8の0時からだけれど、ルーキー枠は5時間前の10/7の19時から、ちょっと仕事が入っていたので、慌てて家に帰りルーキーの方達の曲を聴く。相変わらずだがみなさん上手だ。これはもうしょうがない。ルーキー枠といっても音楽までルーキーというわけではないから。

まあそれはさておいて、このお祭りを楽しむことにした。やっぱりいろんな人のいろんな曲を聴いていると、みなさん自分のない時間の中で頑張っているんだなぁと感じた。なんとなく勝手に同士だと思って自分も参加した。たくさんの人に聴かれて本当にありがたい。いろいろな苦労が全て泡となり消え、喜びだけが舞い降りる瞬間だ。感謝せずにはいられないのだ。(^^)

おしまい

今君はどうしているかな
選べず悩んでるのかな
隣にいない君のことを
考えてしまう

どうしてなんだろ
幼なじみの君
魔法使わずに
暗い顔してる
悩みがあることは
君見たらすぐわかるよ   
なんだか距離ある
避けられてるかな

彼女の親友聞くと
魔法が使えない
魔法失うのは
恋に落ちたとき

早くそれをやめさせないと
魔女の道が途絶えてしまう
君の夢を応援するって
あの日決めたんだ

君の親友曰く
距離おいた方がいい
魔法守るために
相談のってくれる

放課後教室で
休みは図書館で
君の魔法のため
力貸してくれる

君が誰か好きなのならば
応援してもいいんだけど
魔女の夢をあきらめるとは
思えないんだよ

好きになること
魔女になる夢
君の横にいて考えたい

気持ちがもやもやする
どうしたらいいのか
初めての気持ちに今
戸惑ってしまうんだ

昔誓った君の夢は
キラキラして輝いてたよ
君が選ぶ未来の先
近くで見たいんだ

小さな僕の魔法じゃきっと
君を助けられないけど
この気持ちと君の夢は
大事にしたいんだ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?