見出し画像

「魔法使いの女の子」製作裏話 #7

Loudness Penalty(ラウドネスペネルティー)

なんとなく思っていたのだが、youtubeに動画をアップロードすると、音質が変わるような気がしていた。でもいじれないので仕方がないと思っていた。それがどうしてなのかというと、「Loudness Penalty」のせいだというのがわかった。

では一体、「Loudness Penalty」とはなんなのかというと、音量の大きい動画をアップロードすると自動的に音量を下げるものという。というのも世界中からyoutubeにはいろいろな動画がアップロードされている。そんな中で音量が大きすぎるとびっくりしてしまうので、大きな音量は小さくされてしまうようだ。どれぐらい音量が抑えられているのかがわかるので自分の動画を見てみた。

ラウドネス_れこ


動画の上で右クリック。一番下の「詳細統計情報」を見ると「Volume/Normalized」という項目がある。(以前100%だったけれど最近85%になっている。)85%から61%、dBにして2.8dB音量を下げていますよっていうことのようです。今まで音圧を上げるためにいろいろしてきたけれど、結局下げられてしまうのでそれに合わせるのがいいみたい。youtubeのラウドネス値は-14.0LKFSと出てきたのでそれに合わせて動画を作ってみた。

動画を上げる前にチェックするサイトがありそれが「LOUDNESS PENALTY: ANALYZER」というサイトだった。もともとは有償プラグインなのだけれど、Webサービスとして利用できる。

これらを使ってなるべく小さくされないようにyoutubeにアップロードしてみた。確かに手元の動画とyoutubeに上げた動画の印象はそんなに変わらない。だけれど、なんだか以前の動画に比べて音ん量が小さすぎる印象もあるので、もうちょっと大きい音量でもいいかもしれないなぁって思ってしまった。数字上では小さくされていないのでいいけれど、なんか迫力がないなぁ。

ちなみに「めがねの奥」はこんな感じ。

ラウドネス_めがね

「魔法使いの女の子」はこんな感じ。

ラウドネス_魔法

ここら辺もいろいろと研究の余地が残されているようだ。次からは下げられるとわかっていても、もうちょっと大きくてもいいかな。youtubeの動画の仕様はいろいろと変わるようなので、常に見ていかないといけないな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?