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「宇宙がすき」制作裏話 #4

2番の歌詞、これは曲作りをしているときに出てきた夢だ。歌詞と大体同じなんだが、なんとも不思議な夢だった。アインシュタインのあかんべ〜をしている有名な写真がある。初めてみたときは驚いたが、こういうお茶目なところもある科学者なんだなぁなんて思っていた。そのアインシュタインに追いかけられる夢を見た。

なんで追いかけられれているのかはわからないけれど、全くもって逃げきれない。いろいろかわして角を曲がったら永遠に続くかと思われる長い廊下に出た。両脇には部屋に入るであろう扉が等間隔に並んでいる。後ろを見るともう直ぐアインシュタインが追いついてくるであろう影が見える。早く近くの扉に飛び込んで隠れなくてはいけないが、鍵がかかっている。

一つだけ何か書いてある。「ここに入るな」と書いてあるけれど、鍵はかかっていない。とにかく隠れたかったので入った。その途端雷が落ちてきて目が覚めた。それで起きたわけではないのだが、メモを残していた。起きた直後は気がつかず起きてしばらくしてから「アインシュ…」「扉」「廊下」とだけ書いてあるメモを見つけた。

初めなんだかわからなかったが、朝食を作りながら雷が落ちたときのように思い出した。思い出せたのはそこまでだったんだけれど、なんだか今回の「宇宙がすき」の歌詞に使えるのではと考えてしまった。私の中では、長い廊下は自分の記憶の廊下。その一つ一つに記憶が入っている。その一つに、以前宇宙人の男の子を助けた記憶があるが、それはその子のお母さんに封じられている。

ただそれは少し壊れかけているので中の記憶が出てこようとしていた。そこに入ったものだから、一気にその時の記憶が流れてくる。こんなふうにしたら面白いのではと考えた。なかなか変でいいのではと思った。メモを置いておいた自分も思い出せた自分もナイスである。よくやった。

その2番ができてきたけれどなんだか脈絡ない話だ、曲の終着点をどうすればいいのか悩んでしまった。時間が経つともう一度2番を作り直した方がいいと思い変えた。しかしなんだか心があの変な話を求めている。他のどの歌詞を当ててもなんだかしっくりこないのだ。それならばやっぱり2番はあの変な夢を下地にした話がいいな。今回の曲は2023年、自分が楽しんで曲を作るという決意のもとの一曲目だ。それならばやはり2番はこの変な話にしよう。その先を考えた方がよさそうだが、今のところ浮かばない。

宇宙っぽい

そして宇宙っぽいアレンジを今一度考えてみる。アナログドラムではない方がいいのではと考える。確かドラムマシーンに909とか808とかの名前を見た気がする。これに似たプリセットはあるかなとLogic内で検索したらありました。アナログドラムキットで組んでいたドラムをロジックのシンセプリセットの名前「TR-909」という名前のプリセットに変えてみる。なんだか以前聞いたことがあったので、違和感ない。TR-808というプリセットもある。

今回合うのは909の方かなぁ。どちらも独特の音がするので好きなんだけれどね。Logicのプリセット見ていたら707の文字がある。おっとこれは808の前のやつかなと聴いてみると、アナログドラムに近い。どうやら909よりも後に発売されたようだ。ここらへんの歴史も調べると楽しそうだ。

プリセットは膨大にあるので「space」とか「moon」とか宇宙っぽい名前のプリセットを探す。ピタッと一致するのはなかったので、近いやつのデータをちょっとだけいじる。それで少しずつアレンジは出来上がってきた。やはりお話の最後が決まっていないのでしっくりとこない。寝かせる時間は無くなってきたが、出ないものはしょうがない。待つしかないのだ。でもどうしよう。(^^;)


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