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「チョコのゆくえ」製作裏話 #2

視線ちゃん

さてお話に戻ろう。この視線ちゃん、もうそろそろチョコくんの優しさに気づいていてもいいだろう。おそらく二学期、イベントの多い二学期ならば文化祭やテストなどで二人はよく話すようになり距離が近づいているのではと思っている。しかしだからって告白して仲良しな感じが壊れるのは嫌だろう。

ということでバレンタインデー。女の子が男の子に告白をしてもいい日です。(逆もいいのでは?(^^))視線ちゃん、ここは行くしかないでしょう。彼女が考えたのはきっとこう、本命ならばやっぱりチョコには力を入れたい。街のチョコ売り場に行ってたくさんのチョコを見るが、なんだかピンとこない。

それもそのはず。きっとチョコくんならばここらへんのチョコは食べているであろう。チョコくんが食べたことのないチョコとと言ったら手作りチョコしかない。しかし腕にはあまり自信はない。去年バレンタインデーのあとに、チョコくんからもらった励ましのチョコはおいしかった。あれをあげられれば一番いい。

それならばチョコくんから直接教わっちゃうのが一番いいだろう。しかも知らんぷりして。ということでチョコくんをうちに招待して作り方を教わる。専用の調理道具がなくてもできる技を知っているだろう。お母さんに一声かけておかないといけないな。と視線ちゃん大慌てです。ほほえましいなぁ。(^^)

チョコ君

これならば、チョコくんはいったい誰のために作るチョコなのかわからないけれど、新しい恋が始まったと思い勘違いしてしまうだろうし、ちょっとサプライズにもなる。これはいい感じの話になるなと直感する。よしこの路線でいこう。お話が決まったのでニヤニヤする。

しかし、はじめ視線ちゃん目線で歌詞を考えるけれど、なんかビビッとこない。ということならばチョコくん目線の歌詞を書くことにしてみた。うん、いい感じだ。ちょっとしたサプライズで視線ちゃん同様、私も楽しくなってきた。

でもこれチョコ君の立場から見ると、完全に意識飛ぶレベルの驚きだよな。大丈夫かな。創造神特権でぎりぎりのところで踏ん張っているぐらいにしてあげるから頑張れチョコ君。頑張れ視線ちゃん。(^^)

チョコ君は去年視線ちゃんからの他の人への本命チョコをもらった。視線ちゃんのことを考えると「涙の味するチョコ」だ。だからチョコ君は視線ちゃんからの本命チョコをもらって欲しかった。できればチョコ君にもう一度「涙の味するチョコ」を食べさせたかった。もちろん、「喜びの涙の味するチョコ」だ。うまくいくといいな。ふたりも歌詞も。がんばれ創造神。(^^;)


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