「魔法使いの男の子」製作裏話 #2
コード
まずはメロディーを考えてみる。こんな感じあんな感じと悩んでみる。いくつか出て組み合わせを考えたらAメロはこれかなぁ、Bメロはこっち、サビはこれっていう感じに決めてみた。自分の中から出てきたパズルを組み合わせる感じだ。
本当にメロだけ聴くと鼻歌をピアノで弾いたのと同じなのでいまいちピンとこない。(^^;) まあメロディーだけ聴くとそんなもんだ。良いも悪いもわからない。皮のついたジャガイモを見て、おいしいおいしくないはわからない。なんとか自分で味付けをしておいしい肉じゃがにするのだ。
それに必要なのがコード今回は良いコードが思いつかなかったので、いろいろ調べてみてこれが良いかなっていうコードを探してきた。AメロBメロはそのコードでなんとかなったけれどサビはなんか違う感じがした。
でも全部直すことはできないので、ここはコードをこう変えたら良いかなっていうのを一つ一つ試してみる。まずはダイアトニックコードでこんな流れかな?ちょっとおしゃれにするには7th、9thだろうか?とひとつひとつLogicに入力して音を出す。響きを聴いて良い感じになるまで頑張る。ここで響きが頭に入っていたら良いのだけれど、響きまでは覚えていないから時間がかかる。それでも1番分の構成はできた。
歌詞
それでメロディーができたら歌詞を乗せていく。お話は前もって考えていたから、それに合うように歌詞を乗せていく。なんとか乗せたら、やっぱり5番までできた。それにCメロに大サビ、やってみたらイントロアウトロなくて7分。
誰が聴くんじゃこんな曲。普段なら4分代でもちょっと長い。ボカコレに出すのだったら3分代しかも3分20秒いくと長い感じだ。ということはなんとかイントロアウトロなしで2分代にしないといけない。いやぁ、これは大変。できるのか?自分。(^^;)
お話
そもそも話が長い、説明書っぽい。もうこれをどうこうしても2分になるとは思わないのでいったん白紙に戻す。そこから話を考えよう。まずはどんな男の子にするか。これは元気なサリア、冷静なテリア両方に好かれているので、気配りができるいいやつ。まあ性格も良くて誰とでも会話ができる。まあなんでもできる優等生だ。
しかし魔法の力は男なので弱い。この世界、魔女の方が圧倒的に魔力があって、男の子になると魔法を使えるものは少なく、使えてもそんなに多くの魔法は使えない。魔女の補佐をするのが男の魔法使いだ。そんな彼は幼なじみのサリアのことはもうずいぶん前から好きだ。小さい頃から魔力の強いサリアにはかなわなかった。
ただ、魔力は強いけれど、魔力の制御はうまくいかず、いろいろなところで失敗している彼女を見て自分が支えなければという思いになる。それがいつしか恋心へと変わっていったのは、最近の話。幼なじみというのもあってサリアが自分の想いを察するということはないと思っている。ただ昔からサリアには自分がいないといけないと思っている。こんな感じだろうか?
つづく
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