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「夜空のひまわり」制作裏話 #3

2番のお話

彼の話で2番も作ろうと思ったけれど彼女の存在が薄れてしまうので、2番は彼女のことを書くことにした。「ひまわりの夏」で前の彼との恋を青い空に流した彼女です。すっきりしているわけではないけれど、ゆっくりと前に進もうとしていました。

そこにチョコの彼からのお祭りに行かないかの連絡。気分転換にいいなとおもう。彼からの誘いをずっと断ってきたというのもありOKを出す。チョコの彼がびっくりしたOKだけれど、こういうタイミングや縁みたいなものはあるものです。せっかくのお祭りなのだからと浴衣を着ていけばと家族に促されて出して見るとそれはひまわりの浴衣だった。

ひまわりを見ると一年前恋に落ちたことを思い出してしまいます。今年咲けずに蕾のまま流したひまわりのことを思い出します。でもきれいに咲いたひまわりの浴衣を着てお祭りに出る。少し彼女の止まった時間が動き出した瞬間でもある。

待ち合わせであったチョコの彼といっしょにお祭りを回る。暗くなってきてた。初めはそんなに人はいなかったけれど、だんだん人ごみで離れ離れになりそうになる。そのとき彼が手首を引いて「こっちこっち」と迷わないようにしてくれる。(まだ手は握れないんんだなぁ。(^^;))手首から感じる強くも弱くもない彼の握り方に彼の優しさを感じていた。人混みを抜けたら彼は手を離したけれど、少し握っていてもらいたいなと思ってしまった。

2番のメロディー

1番のサビを決めるときに悩んだメロディーがあったと前回書いた。2番は彼女の目線の話だが、これは彼の曲にしたいと思っていた。だから、テンポのいい方のサビを採用することにした。なかなか音葉もいい感じでハマった。

それにひきかえ2番を同じサビでやるとなんか言葉が出ない、彼女のおっとりとした感じが出ないのだ。なんとなくまだいつもの彼女ではなく恋の病から回復したばかりの「病み上がり」な感じを出したいと思っていた。

そこでふともう一つのサビ候補のメロディーを2番に採用したら、いい感じになった。1番と2番でサビのメロディーが違うという曲ができてしまった。いいのかなと思いながらも、やっぱりこの歌詞でこのメロディーはいいので採用することにした。

ラスサビ

それで困ったのがラスサビ。どっちを採用しようかな。男の子の方の1番のサビ?いやいや女の子の方の2番のサビ?どちらのサビも捨てられないから1番と2番のサビに使ったのだ、どちらも選べない。でもこれは基本男の子の方の曲なので1番の方を採用するしかないよなぁ。

それならば2番のサビはコーラスにするのがいいかな。「魔法使いの誓い」でラスサビにコーラスを入れた。思ったよりうるさくならなかったので今回も入れてみようと考えた。しかし彼女の気持ちが2番にしか入っていない。ここは彼女の気持ちも入れたい。それならばコーラスではなく歌詞を入れてしまおう。自分念願のダブルメロディーに挑戦してみることにした。


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