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「会えないの」制作裏話 #4

アレンジ

いったんお話は置いておくことにした。まずメロディーとコードを考えよう。いくつかメモしたメロディーとコード進行を完成させる。MIDIでメロディーを記録しているのでLogicにすぐ取り込める。いくつか鳴らしていくうちに、お話に合いそうなサビを採用。コードも単純な方がいいかなと思い、そこまで難しいのにはしなかった。

Logicで「FM Piano」で検索すると2種類出てくる。「80s FM Piano」と「FM Piano」だ。どちらも使いたいなと思う。どちらもLogic内蔵シンセ「ES2」というので動いているみたい。このES2のパラメーターをいじっていると色々な音が出てくる。なんだか楽しくなる。気づくとそればっかりいじっていて曲の方が進んでいない。


Logic内蔵シンセのES2 真ん中の丸がくるくる回る。

いかんいかん。でもこの音っていうのが、昔いろんな曲に入っていたのだと気づいた。ある種の流行だったんだなぁってわかった。そこらへんで育ったせいなのだろうか。やっぱり好きなんだな、80年代、90年代の音。調べてみるとプラグインでDX7をシュミレートするものもあるみたいだ。そのなかで無料のもあるというので入れてみた。


Dexed 6つのオシレーターの組み合わせを変えると色々な音が出る。らしい。

「DEXED」これは本格的でさっぱりわからない、ただプリセットが豊富でたくさんの有志たちが色々な音源を再現しようといじったプリセットがネットから入手できる。すごい世の中だなぁ。あのDX7が自分のMacの中に入って、たくさんのプリセットから音色を選べる。これはDTM冥利に尽きますな。(^^;)

しかし音を選べる選択肢が増えると、それはそれで選ぶのに困ってしまうわけです。どれ使おうかなって思っちゃうんだよなぁ〜。いっそのこと全部使ってしまおう。今回はDX7祭りだ〜。などと考えてしまった。

そういえば高校時代友人がのバンドのギターと喧嘩して文化祭ちょっと前にギターが抜けるという一大事にあっていた。そんときギターの代わりを後輩のキーボードにやらせていたなぁ。ドラム、ベース、ギターボーカル、キーボード。この構成でやっていたのを思い出した。キーボードの子がピアノを小さい頃から弾いていたので、ほぼ即興に近い演奏をしていた。文化祭当日大人気バンドになっていたなぁ。その構成でいこう。

できるかどうかわからないけれど、DX7の音色を重ねてアレンジしてみようと思った。うまくいかない?そうかもしれないけれど、自分の曲なのだからちょっと実験してみたくなっちゃったんだ。


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