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「会えないの」制作裏話 #5(最終回)

ラスサビ

さあてお話の最後だ。あんだけ女の子をどん底に落としておいて、どう落とし前つけるんだ?自分。最後の話を引き出すためにもう少し妄想してみよう。彼女田舎に帰ったら何するだろう。実家でダラダラもするだろうけれど、彼とずっといたいなと思うのではないだろうか。

彼も実家だろうから、たぶんそんなに遠くないところに旅行にでもいくかな?行って二人の時間を大切にするだろう。しかしそれもできなくなった。でも玄関で涙してしまった彼女にとって今一番したいことはなんだろう。やっぱり彼の隣にいることだろう。でも今回飛行機も飛んでしまったので行けない。そこで鉛筆鼻の下モード。

考えて考えて考えてみた。考えたら出てきた。そうだ彼の方が来て貰えばいいんじゃん。そして彼の隣に座る。これが今一番したいことでいいだろう。旅行でもなくドライブでもなく、自分の部屋で彼と共に過ごすのが一番したいことだろう。いつもの冷たい部屋もきっと彼が温めてくれるだろう。これだ!幸せはすぐそばにあるというメッセージも伝えられる?おお〜、これでなんとかできそうです。

そいうことは彼に来てもらうんだけれど、彼女が田舎に来るかもしれないというのに都会に出るだろうか?強く彼女に会いたいと思う気持ち以上に何かが欲しい。そうだ、彼女の誕生日をいっしょに祝いたい。これでどうだろうか?それならば彼が都会に出てくる強い理由になるだろう。あまり細かいことを気にしないおおらかな彼だ。でも彼だって彼女にとっても会いたいに違いない。きっと。ちょっと今回創造神(私)頑張ったよ〜。褒めて褒めて〜。(^^;)

MIX

このミックスがまたまた大変。頑張ってDX7の音源でまとめようなんて思っちゃったから、似たような音が多い。だからアレンジやそれぞれのエフェクトで違いを持たせてみた。できる限りのバッキングやフレーズで色々な気持ちが表れていればいいなと思った。

まあ、自分が楽しかったからよしとしよう。人様を喜ばせる曲?まだまだそんなところまで達していない。ならば、まずは自分が楽しめる曲を書くしかないのだ。だって楽しくないと続かないことはよく知っている。(^^)

MIXの段階になってラスサビの手前に一旦音を止める手法を使ってみた。そこからお話が盛り上がるからいいかなとも思ったのだけれどなんか物足りない。ライザー、リバースシンバル、インパクトいろいろやってみたのだけれどなんだか大袈裟すぎる。そうだスイッチの音が入ればお話が続く。

スイッチ

そこで探したのがスイッチ音。フリーで探したけれどなんだか違う。家の廊下のスイッチだよ。そんなにぎゅいんぎゅいんいわないって、と突っ込みながら探していく。でもなかなかいいのが見つからない。なんか曲の雰囲気を壊しちゃうんだよなぁ。もうちょっと軽い、そう自分ちのスイッチが一番いいんだけれどな。ん?自分ちのスイッチ?それだ、自宅の家の中にあるスイッチだ。

それで自宅中のスイッチで、一番いいスイッチ音がすのははどれか探してみた。なんと洗面台のスイッチが一番イメージに合うスイッチ音だ。しかしここからがノイズの戦いだ。みんなアナログ録音する時のノイズの除去にエネルギーを注いでいるけれどこういうことかと理解する。

自分の声を録音するために買ったダイナミックマイクにオーディオインターフェイスを繋いでみた。入力ゲインを上げるとノイズも上がる。ゲインを下げると小さい音でしか録れない。ダイナミックマイクではスイッチ音を拾うににはちょっと無理がある。他にマイクはない。う〜ん。そういえば私のMacBook Pro2012はESCキーの上にマイクがある。これで録ってみるのはどうだろうか。

この大きさだからコンデンサーマイクだろう。ということで録ってみるといい感じ。ノイズも乗らないし、大きな音で録音できた。でも間抜けなのがMacBook Proを片手で支えながら、マイクのところをスイッチに近づけて入れたり切ったりしていた。入れるときの音と切れるときの音が微妙に違うのにも気がついた。Logicで直接録ったので上手く曲に入れることができました。最後の最後で苦労したけれどまあこれはこれで完成です。

発表

相変わらず前日に曲が仕上がる。本当に動画を作る時間がない。ちょっと前にまた偶然飛行機雲を筑波山で見たので写真に撮っておいた。それをもとになんとか動画ができる。もうあと少しで公開の時間ではないか。でもなんとか発表できる。

OLちゃんにも聴いてくれた人も満足してもらえるのだろうか。発表の日は仕事になってしまったのでタイマー投稿をした。

なんとか皆さんからの応援もいただけで発表できた。いつも思うが本当に聴いてくれる人がいるのはありがたい。ひとりひとりあいさつに行きたいぐらいだ。本当にみなさんありがとうございます。\(^o^)/


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