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「あなたの心をRe:コンパイル」製作裏話 #4

Re:コンパイル

う〜ん、歌詞がうまくいかないで悩む。メロディーとコードはその間できあがってきていた。今から歌詞を変えて違う曲にしようかとも思ったが、自分の中ではなかなかいいアイデアだと思ったので変えたくない。あとフォロワーのMさんをびっくりさせたい。この路線でいけないだろうか?

コンパイルに変わる何かいい言葉はあるだろうかとプログラムの用語集を見ていたところコンパイルの最後のところに、間違ったプログラムのバグを修正してもう一度コンパイルし直すことを「再コンパイル(リコンパイル)」という、と書いてあった。これだ!これだよ!ここでビビビっと電気が走った。

彼の心は難解だ。これを彼女が自分がわかるように翻訳する。そうしてもういちど彼の心に戻すときに自分のことをこっそり忍ばせる、というのはどうだろう。彼の心のプログラムを「Re:コンパイル」だ。いいんじゃないの!

アレンジ

さて次に考えることといったアレンジだ。一体どんな楽器で演奏してもらおうかな。前回の「牛2021」はピコピコサウンドでいったので、ちょっとブラス隊にでもがんばってもらおう。うんそれがいい。ブラスといったらトランペットとトロンボーンに頑張ってもらおう。高音と低音で分ければいいだろう、ということで昔のビックバンドのような感じにならないかと思い挑戦。何回か入れていくうちにいい感じになった。(当社比)

ドラムもちょっとリズミカルなのがいいなということでループ音源から持ってくる。ループ音源から持ってくるのをよしとしない風潮もあるが、そんなこと言ったってループ音源のみなさんは上手だ。当たり前だけれどいろんな演奏をしてくれている。その道のプロの方が演奏しているに違いない。だから上手だ。私のMacの中にはそれぞれの楽器のプロ達がいてくれている。それならば、その方達の演奏を使わない手はない。MIDIでできているループもあるので、それはちょっと自分好みにかえさせてもらっている。本当にすごい世の中になったなぁ。

◎ ヘッダーの絵はプログラムのソースコードをダンプリストにしたもの。厳密に言うと違うものかもしれないが、私はこれが機械語だと思っている。これを見てプログラムの流れを読める人が当時いたのだ。私にはさっぱりだったが。


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