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「魔法使いの女の子」製作裏話 #3

母と娘

10代の女の子といえば、母親のことはなりたくない大人代表だというのを聞いたことがある。新聞記事だったと思うが、そうなのぉとびっくりした。なんでなのかと思ったが、同性であるが故に反抗をしたくなるそうだ。それだけ子供が成長したとも言えるようだ。うん、ちょっと親に対してそう思うことはあったかもしれない。

ということで女の子のお母さんはかつて「偉大なる魔女(グレートウィッチーズ)」と呼ばれていたが今はほとんど魔法が使えない。魔法を順調に覚えている我が娘に簡単に負けてしまう存在になった。娘はちょっとうるさい母親にムッとしながらも一緒にいる感じ。

それが伝わればいいなと思いあんな歌詞になった。「偉大なる魔女」ですから、魔法がなくなった後も魔女が相談しに来るだろう、それだけ凄かったんだよ、ってお父さんが言ってそうです。でも聞いてないんだろうなぁ。

気になる存在

そんな女の子も年頃なので気になる相手はいるものです。つい目で追ってしまったり、なんとなく考えてしまったりというはあるものです。目で追っちゃっているけれど好きとは違うに決まっている。なんでもない存在なのに急に意識し始めてしまう。そんなとき徐々に魔法が使えなくなっているのに気づく。

そこで魔法の原動力は愛だと母親に言われ動揺する。母親や祖母までもが魔法を失ったのはこのためとおどろく。(ママとグランマが魔法を失った理由は今回入れられないが妄想済み。)ちょっと親のやっていることもわかる年頃なので、少しは親のいいところもあるのだと気づくという内容が入れられたのでよかったと思う。

子供向けの番組で、完全にこれ親目線の話というのがある。子供にこんな話してもわからないだろうから、きっと一緒に見ている親に向けての話なんだろうなと思って感動したことがある。
どちらかというと私の曲、圧倒的に親世代の方に聴いていただいている。だから今回親目線は外せない。しかし、主人公は10代だから、なかなか入れられないけれど今回うまく絡められた。細かい歌詞は決めていなかったけれど、大まかな設定は1時間でできた。普段からの妄想力のおかげだ。やるな自分っ。

#魔法使いの女の子


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