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「あなたの心をRe:コンパイル」製作裏話 #3

歌詞

そういえば、歌詞が全然決まっていないからメロディーを絞れないのかもと思い、設定を見直す。うんうん、リケジョで強気で古風。いるのかいまどきの女子高生にこんな子?いやぁいないから歌にして面白いのだと言い聞かせて進める。

そうだコンパイルだ。久しぶりに使ったなぁこの単語。確か、人がわかるプログラム言語をコンピューターがわかる2進数にすること。あれ?なんか似たような言葉に「アセンブル」というのもあったなぁ。と言いながら「だだだだ大嫌い」のサビの続きを歌ってみた。「アセンブル〜♪」よりも「コンパイル〜♪」の方が語呂がいいからこっちにしよう。とはじめのコンパイルに決まった。たぶん言葉が違うのだから本質的に意味は違うのだけれど、そこまでは突き詰めないことにした。

というより、今サビの続き歌ったよね!自分で歌ったよね!忘れないうちに記録しないと。手元にあったiPhoneに音声メモを吹き込む。そしてiPhoneアプリ「MIDI Recorder」に慌てて入れる。とにかく浮かんだものは忘れずに入れておかないとすぐ忘れてしまう。数少ない自分の中から出たものだ、大切にしよう。

コンパイル

いいサビが出ると、物語が進めやすい。歌詞も浮かぶ。振り向いてくれない彼の男心は難解なもの、それを1と0の2進数あるいは16進数のダンプリストに例えたら面白い。プログラムに触ったことない方だと分かりにくいかもしれないが、例えるならアルファベットで書かれた英文を0と1に置き換えたものと思ってくれればいい。なかなか良い例えだと自負するが、なかなかわかってもらえないところでもあるなぁ。
でも待てよ?はじめはわかりやすい言葉で書かれているのをわからないマシン語にするのがコンパイルだ。それならば、女の子ははじめは男心がわかっていて、わざわざわからない言葉に変換しているということになってしまう。何てこった、これでは物語が成立しない。どうしよう。


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