「あなたの心をRe:コンパイル」製作裏話 #6 最終話
転調
さて、最後のサビのところは2番のサビとよく似ている。「深く解析」のところで言ったように、もう一度この歌詞を使いたかったからだ。でもおんなじ歌詞をもう一度持ってくると単調にならないか。みんなに飽きられてしまうのではないか。何か変化球はないかということで「転調」してみた。
ダジャレではない。しかし転調など今までやったことがない。もうわかんないから半音上げてくっつけてみる。ドラム以外楽器を全て半音上げてみた。おお〜、ちゃんと曲として成立している。やったね。しかしいきなりの転調は不自然だ。ということで「もう一回!」とミクちゃんにしゃべってもらった。ミクちゃんをしゃべらせるのって大変なのは知っていたが、何度も試行錯誤してしゃべらせることができた。
シンセサイザー
今回シンセサイザーを入れていなかったのだけれど、やっぱり入れてみたくなった。あまり時間がないので、音色をいじることはなかなかできないが、ちょっとうねうねした感じがやっぱり捨てがたい。
自分で音色を作ってみたが、なかなかよくはならない。でも少しずつ近づきつつあると思いパラメーターをいじっていた。一度保存してプリセットをいくつかいじっていたら、いいのが見つかってしまった。自分でいじるよりもいい音が出てきた。結局プリセットの音になってしまったが、音を作ることは大切だよと言い聞かせて、プリセットに音色を変えた。DTMあるあるだ。
動画
全部完成した曲を書き出して聴いてみる。うん、いい感じだ。完全に自己満足だが、自己も満足できなければ人も満足させられないだろうと言い聞かせ、曲を完成とした。
さて次は動画、いつも曲に時間がかかるのでなかなか動画作成にかけられる時間が少ない。でも歌詞があって写真を撮って素材ができれば、あとは地道に動画を作っていくしかない。今回は書き出しすると音と歌詞がずれるというアクシデントにも見舞われたが、最終的にはなんとか間に合った。
2月1日 17時無事にアップロードして、みなさんから温かい言葉をいただく。本当にやっていてよかったなぁと感じるときだ。また次の曲も作りたくなってしまう。もうこれは病気だな。
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