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ZOZOで服を買う #4

ZOZOった。

灰色の空の日曜日。
この日は小学生以来の友人と、初めて代々木公園にいく予定だった。そこでのエピソードを書いたら何かしら新しいことがあるだろうと思っていたのだが、予定を変更して別の新しいを今回はお送りする。

みなさんは、ZOZOタウンをご存知だろうか。

「ご存知に決まってるだろ!」というヤジが聞こえた気がしたが、細心の注意と思いやりを込めて、説明しよう。
ZOZOタウン。剛力彩芽の友達よりも大切な人じゃなくなった人が創立した日本最大級のファッション通販サイトである。僕は本日、初めてZOZOタウンで服を買った。

僕はそこまでファッションにお金をかける人間ではない。ただ、ファッションに興味がないわけじゃないので、たまに服を買うのは結構好きだったりする。ただ、自分の少ない給料の中で、既に必要最低数所持している衣服に対して割ける金額はたかが知れており、相当気に入ったものしか買わない方針で生きていた。故に、その買い物は慎重を極める。気になった服があっても決してすぐには買わず、1週間くらい距離を置いて冷静になってから、自室のハンガーラックを見ながら再検討にかける。果たしてあのトップスは、現保有戦力と融合できるのか。買ったはいいものの相性のいいコンビが見つからず孤立しやしないか。逆に、キャラ被りしてないか。

そんなことを考えて考えて考えて、ふと窓の外を見たら次の季節に移り変わっていた。というのが、僕の服の買い物ルーティンである。

まぁたまに衝動買いするものもあるが、基本的に悩む。そしてちゃんと悩むために、絶対実物を見るようにしている。

だが、ついにZOZOってしまったのである。

アイロンがけをしなくていいテロテロな質感の白シャツ(インしなくても使えるやつ)が欲しくて、定価4500円の白シャツを3200円で買った。ちゃんとモデルの身長と服のサイズが明確になっていたし、外国人のモデルゆえの何着てもかっこいい補正もしっかり考慮して、購入ボタンをタップした。着日指定を22日にするのも忘れない。

かくしてZOZOデビューを果たし、昨夜。

宅配ボックスに入っていた黒くてでかいビニール袋を開封して姿を現したのは、体感畳一畳分くらいのサイズの厚紙に入れられた白シャツだった。でかい。マジででかい。こりゃ、やらかしたんちゃうか。

幼稚園の年度の時間に着ていたスモックを思い出すようなサイズ感。いや、ラマ使いのポンチョのようなサイズ感というべきか。とにかくデカかった。思っていたよりも、横にも縦にも。

でも、思ったより気に入った。
自分っぽくはないけど、ギリギリ似合うの分類に入った気がした。親しい友だちに見られたら「…なんか、どうした」と言われそうではあるが、自分のことを知らない人が見たら特に違和感を感じない仕上がりにできたような気がした。まぁなんというか要するに、嫌いじゃない。個人的には嫌いじゃない。見方によってはてるてる坊主感あるけど、シルエットは可愛い、と、我思う故にそれでいい。

ということで、ZOZOデビューは割と成功だった。

あと、誕生日おめでとう、自分。

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