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自治体の仕事をしていて思うこと

こんにちは、ゆきたろです。
みなさんは日頃の生活や仕事の中で自治体の方と接する機会はあるでしょうか。
おそらくですが、一般的な会社勤めをされているような方は日常で自治体と関わるようなことはあまりないと思います。私は仕事柄自治体の方々と関わる機会が多いため、今日は私が思ったことや感じたことをつらつら書いていきます。

※この記事は自治体に対しての批判が目的ではありません。また書いてある内容は私の主観に基づいています。民間企業に勤めている方からすれば、ギャップに感じるところはたくさんあると思いますが、そういったギャップを理解しつつ、コミュニケーションを深めたり相手を理解するのが大事だと思っています。


人事異動が多い

やはり自治体といえば異動の話です。これは切っても切り離せないと思います。
民間企業でも転勤やジョブローテーションは行われるので、異動は普通に思われるかもしれませんが、自治体の場合は仕事の内容が部署によってがらっと変わるところが特徴です。
具体例を挙げると、これまでは子育ての部署にいたのに4月からは税金の担当課に異動になるみたいなことが普通にあります。課長級・係長級の職員も異動になるので、非常に大変だろうなと思います。

年度初めに職員の方とお話しをすると、異動になったばかりなので部署の仕事がわかっていないという方もいれば、部署で活用できる資格を取得したのに異動になって専門性が発揮できないという方もいらっしゃいます。
異動のたびに仕事が丸ごと変わってしますのが、自治体で働く方々の大変なところだと思います。

ICT活用が進まない

少し愚痴みたいになってしまいますが、ICT活用はあまり進んでいないのが現状です。例えば書類の受領に関しては、未だに郵送のみでしか対応していないことがあります。
しかもときには窓口で受領が必要だったり、入札は紙で書類を作成して集合形式で行うなど、この手の話題は枚挙に暇がないです。

またこれは完全に個人的な意見なのですが、よく職員の方々がノートパソコン1台でお仕事をされるのを目にします。大きいモニターも使わずにA4サイズのノートパソコンだけなので、仕事やりにくくないのかな、パソコンのメモリー不足してないのかな…なんてことを考えます。(もちろん仕事の内容にもよりますが)
なおメールでのデータ送付は自治体専用のサイトからダウンロードが可能になっているところが多いです。(情報セキュリティの観点からすると当たり前ですが…)
ICT関係は改善したりしなかったりといった状況でしょうか。

紙資料の作成が多い

自治体の仕事をしていると、契約書も紙、審議会の資料も紙、紙、紙、紙…と紙資料の作成量が半端ではないです。
最近では自治体DXが進んだことで多少変化があると思いますが、まだまだペーパーレス化は進んでいないなという印象です。
当然私の手元にも紙資料が増えることになりますので、デスクが紙の束で埋もれるのは日常茶飯事です。

自治体にもよりますが、最近では押印不要の書類が増えてきており、事務処理の手間が削減されるため助かっています。
紙の資料自体にも当然メリットはあるのですが、事務処理の煩雑さなどの課題も同時に存在します。そんな中でいかにデジタルの資料やツールの有効性をアピールし、活用していくかが課題だと考えています。

いろいろ書きましたが、自治体の方々は公共サービスの提供と維持のために日々頑張っています。ただ前例主義が強く、行政内部の慣行もあまり変わらない現状にあるため、民間とは異なる仕事のやり方となってしまうのは仕方のないことだと思います。
ただそんな中でも、時代の変化に応じて効率化・最適化が図られた仕事のやり方を実現していくことが大事なのだと思います。

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。

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