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一度も完走したことがない人のための「途中でやめてもいい」ランニング

ランニングにはいろんな魅力がある。「健康になる」「ダイエットになる」「ストレス解消」など、そんなキラキラした言葉が飛び交う中、正直に言っておきたいことがある。それは、「完走なんて、別にしなくてもいいじゃん?」ということだ。私たちは完璧じゃなくていい。人生だって途中で休みたいし、ランニングだって途中でやめてもいいのだ。というわけで、今日は「途中でやめてもいいランニング」をご紹介しよう。

まず、用意するのは「やめる覚悟」だ。ランニングウェアやシューズも大事だけれど、それ以上に大切なのがこの「やめる覚悟」。心の奥底で「完走しなきゃ」というプレッシャーを感じた瞬間、もうそれは何か違うスポーツになっている。「自分のペースでいい」なんて言葉、他人が言うからプレッシャーになるんだよね?そこで、今回はその言葉を「途中でやめてもいい」に置き換えよう。ペース?どうでもいい。やめてもいい、それが大事。

さて、スタート地点に立ったら、まずは周りのランナーを見てみよう。プロっぽいランナーやガチでダイエット中の人もいるけれど、あなたはそんな人たちと競う必要は一切ない。むしろ「今日はどこでやめようかな」なんて考えている自分を誇らしく思ってもいい。走ること自体が目的じゃない、やめることが目的なのだ。だから、走り出してみよう。足を動かし始めたその瞬間に「やっぱり今日は無理かも」と思ったら、それが正解。やめるポイントを探す旅が、今、始まったのだ。

走っている途中、あちこちに「やめポイント」がある。コンビニの明かり、交差点の信号待ち、公園のベンチ、すべてがあなたのやめどころだ。特にコンビニは危険だ。「ついでにおやつ買っちゃおうかな?」なんて誘惑があなたを待ち受けているが、それも立派な「やめる」一環だ。そう、今日は「走る」ことが目的じゃなく「やめる」ことを楽しむのがテーマだ。ついでに新発売のお菓子でもチェックしてみよう。それがあなただけの特別なランニングスタイルだ。

途中でやめたときの言い訳も考えておこう。「ちょっと足が痛くなって」とか「時間がなくなっちゃって」とか、まあ適当でいい。むしろ堂々と「今日は途中でやめるために走ってます」と宣言してもいいかもしれない。それこそ、最先端のランニングスタイルだ。周りがどう思おうが、あなたのやめる権利は誰にも奪えない。

そして家に帰ったら、「途中でやめた自分」を褒めよう。「今日はいいやめっぷりだった」と鏡の前で自分にウインク。明日のことは考えない。次に走るかどうかなんて、未来の自分が決めればいい。大事なのは「今日、途中でやめることを選んだ自分」を尊重することだ。やめることも一つの選択肢であり、誰もが選んでもいい。

だから、これからも「途中でやめてもいいランニング」を続けていこう。完走しなくても、走り出したその一歩がすでにあなたの中での「完走」なのだ。やめてもいい、途中でやめてもいい。むしろそれが、人生とランニングの共通点なのかもしれないね。

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