【17冊目】ママは悪くない
【タイトル】
ママは悪くない!子育ては“科学の知恵”でラクになる
【著者】
ふじいまさこ
【読む目的】
子育ての大変さを学びたい
【感想】
NHKスペシャルの育児特集番組を漫画化したものです。
番組をそのままという訳ではなく、書籍化にあたり再構成されているようで読みやすかったです。
結構NHKの特集番組が好きでたまに見ていたのですが、この本も充実した内容でした。
子育てをする上では大変なことが沢山あります。
子育てを辛い、苦しい、イライラすると感じ、そしてその事に自己嫌悪するお母さんも多いことでしょう。
本書は、そんな世の母親達を「辛いのはママのせいじゃないよ」と励ましてくれます。
例えば出産後、女性はホルモンの関係で強い不安や孤独を感じやすくなります。
孤独を感じさせることで共同養育を促していると考えられるのです。
しかし、8割が核家族の日本では、母親のワンオペが基本です。これでは心細いのも当然です。
また、赤ちゃんの夜泣きが多いのは、胎児の時にお母さんに負担をかけないために夜中に起きるリズムになっている名残だそうです。
母親の為だったのだと思えば少し気が楽になりますね。
また多くの方の悩みであろう、イヤイヤ期の理屈や対処法も書かれていました。
イヤイヤ期の子どもは脳の働きがまだ未成熟でそもそも欲求の我慢が難しい状態です。
叱るのではなく、子どもが自ら我慢するようなルール作りが大切です。
その他にも、
・人見知りは母親など以外の身近じゃない人と目が合うと本能的に起こる条件反射
・出産後の母親はオキシトシンを多く分泌しわが子への愛着と他人への攻撃性が高まる
など、「これって体の仕組みだったんだ」と納得する情報満載です。
またパパ目線としても、オキシトシンが多い状態のママに寄り添い、優しく話を聞くことで夫婦仲を深めるチャンスという実用的なアドバイスがありました。
私にもし子供ができたら、妻の気持ちに寄り添いよく話を聞きつつ、子どもと積極的にスキンシップを取ることで家族の絆を深めたいと思います。
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