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『ルックバック』感想

こんばんは、この度も視聴者指定映画です。
ありがとうございます🙌

初日の夜に見に行ってきました、席は満席。

劇場が少なかったのと入場者特典がネーム全ページだったからかも。

入場者特典

まじで劇場少なかった。
掲載時はだいぶ話題だったし、ジャンプだしこりゃ大ヒット上映間違いなしだろうなと思っていたのに、TOHO新宿でやってない。
池袋も渋谷もやってない。

マイナー映画ならそもそもTOHO全体が取り扱わないけど、こんなにメインどころだけ避けることあるんだ。

時間と場所を考えた結果いつもと違う劇場に行ったんだけど、すとぷりが劇場マナー説明してて辛かった。別に嫌いとは思ってないんだが、こんな立派な劇場ですとぷりですか……と思って。

ルックバックがアニメだからか、予告もアニメしか流れん。
KING OF PRISMという10代女オタク向けのクオリティが高いわけでもない3Dの予告も見せられるし、本当に何。

ネームは薄い単行本って感じで、ネームってこんなに書き込んでることあるんだってくらい見やすかった。


映画は3.8点/5点です。
私にとっては普通くらいの面白さ感じたらこの点数。

良かったところ

①舞台が山形

出身なので親近感沸いたのと、見覚えのある景色がアニメになって大きいスクリーンで見れたのがよかった。
遠くに見える山の感じとか、大学の前の通りとかまじで山形市の道路だった。

②漫画では泣かなかったが映画では泣いた

ニュースと電話のシーンで藤野はまだ泣いてなかったが、こっちには絶望感が伝わってきて泣いてしまったね。隣の人も鼻すすってた。

③4コマの動き

アニメーションになることで、4コマがところどころで動いて内容が分かりやすく、小学生の描く4コマの面白さが少し伝わってきた。
隕石のところでは、これが面白いのか……と困惑したけど。

④声優違和感なし

新人声優とは聞いていたけど、二人とも女優で驚いた。全然違和感なかった。
藤野が大人になって、仕事の電話してる感じがリアルすぎる。

悪かったところ

①1700円均一映画

均一映画なんてものがあるんだと初めて知った。
何しようが1700円払わないと見れませんという映画。
いつもセゾンゴールド特典の1000円券で鑑賞していたので、購入したあとに使えないんだが!!となった。別の見る際に使えばいいんだが。

前日まで販売してるムビチケ1600円がおそらく一番安く見る方法。
TOHOはちょうどいまシネマイレージ週間で会員であれば全ての映画が1300円で観れるんだが、この映画は均一映画だから対象外。大きく出すぎだろ。

やってる映画館が少ない+夜の見れる時間帯なんて選択肢は少ないので、少し良いシアターで見ざるを得ず、+300円発生で1900円もかかった。
ほぼ定価!!!
でも椅子の座り心地はTOHOよりもだいぶ良かった。
まぁ、最近の映画って2000円が当然かぁ。
普通に考えたら安く上映しているということなのかなぁ。
レディースデイとか考えたら、通常通りが一番助かると思うけどね。意図が謎。

②上映時間57分

この映画は57分の映画。
映画館は予告を見せるから全体で1時間10分くらい。
1700円固定で57分は割高すぎる。

③引き延ばしを感じた

原作が読み切りなので仕方ないのかもしれない。引き延ばさなかったら50分くらいになっちゃうかも。
開始直後のシーンで、主人公が机に向かってずっと漫画を描き続けるんだけど、それが数分続く。近くに鏡があって、そこで若干主人公の表情が見えるかな?って感じだけど、目いい人にしか見えないくらいの小ささ。

後は、雨の中スキップして帰るシーン。
ちょっと長いのと、激しい動きは若干作画崩壊にも見えた。

その他にもセリフなしで動きだけを見るシーンはあったけど、引き延ばし感は感じずちょうどよかった。

④映画である必要ないのでは

映画だから作画いいな~みたいなのは一切なかった。
普通のアニメ程度。
57分という長さ的にもOVAとか、プライム限定アニメとかでよかったのではと思った。


分からぬ

当時も思った気がするけど、ifの世界線の流れが分からないんだよなぁ。あれは京本が亡くなる前に想像して書いた4コマに過ぎないのか、ifの世界線では京本は助かってるんだよって思っていいのか分からない。

藤野キョウというペンネームも、京本要素ってどこだ?二人とも下の名前なんだっけ、と考えて、シャワーを浴びてたら、ハッ!京本だからキョウか!とやっと気付くくらい鈍いので色々見落としてそうだ。

藤野が「私についてくれば全部うまくいく」と言ってて、そんなことないやろと思ったけど、まじでうまくいっててアシスタント問題に悩んでいて、ここに京本がいたらと見ている全員が思っただろう。


ネーム見て思ったけど、映画よりも漫画の方が見やすい。
京本にめちゃめちゃ褒められて、雨の中嬉しがってるシーンも、短く1ページで喜びを表現しきってくれているのでこっちの方が好き。

京本の書いてた4コマって風景画だったけど、あれは4コマとして一般受けするものなのかな。あのタイプの4コマを見たことがないから分からないや。

お気に入りのシーンは、夜、吹雪の中手を繋いで、藤野が先頭になってコンビニにジャンプ掲載の賞の結果を確認しにいくところ。
田舎特有のやつと先頭を歩く藤野の頼もしさが現れている。

後は細かいけど、藤本タツキさんの描く女が好きなので、二人が可愛かった。主に藤野の涙袋。


スーパーで買ったチョリソーパンを頬張って、私も二人のように夢中になれる何かを見つけたかったものだ、と思いながら帰路についた。









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