死への恐怖、不満、不安…。あなたはどう向き合う? “はふぽのコラム”

こんにちは。ハフポスト日本版の榊原すずみです。
今週も、選りすぐりのコラムを3本ご紹介する時間がやってきました。

こうして毎週1日、noteを書くようになってから、それまでもあまりにあっという間に過ぎていた時間のスピード感が、さらにアップしたような気がします。
毎週火曜日になると「あ!はふぽのコラムの日!」とパソコンの画面に向かう…。と思ったら、「もう1週間経ったの! 今日火曜日じゃない」なんてことを繰り返しています。

したいことも、しなくちゃいけないことも山積みで、全然時間が足りず、たくさんのやり残しが積み重なっていく日々。
そして、そんなやり残しとともに年齢も積み重なっていきます。

今週の1本目、齢82になる養老孟司さんは、どんなスピードで“今”という時間を感じているのでしょうか。
では早速、3本ご紹介していきましょう。

おすすめ①
養老孟司さんに聞きました「“死”は怖くないですか?」

みなさんは「死ぬのは怖いですか?」と問われたら、なんと答えるでしょう。
私は正直怖いです。まだしたいことも、いきたい場所も、食べたいものもたくさんありすぎて、まだまだ死ぬのが怖いです。
何歳になったとしても、“死”というものが現実味を帯びてくる年齢になっても、きっと、私は「死は怖い」と思い続けるような気がします。

ところが、養老さんは「死は怖くない」と語ります。
82年生きたら、たどり着ける境地なのか、それとも養老孟司さんだからこそそう思えるのか。

漠然と死を恐れていても仕方がないのだなというのは痛感させられる、インタビューです。
死を恐れているよりも、もっとするべきことは、きっとまだまだ私たちにはあるはずだから。

おすすめ②
留学中止で返金もなし。不満と嘆きばかりの日々で私が前向きになれた理由。

死を恐れることだけじゃなく、日々の不安や不満、嘆きばかりを気にかけていても仕方がないよ、と前向きな気持ちにさせてくれるコラムをご紹介します。

筆者は現在、早稲田大学を休学中の渡邊真未さん。
コロナ禍さえなかったら、少年支援を行うボランティアとしてアメリカの大学に留学をする予定でした。
ところがこの新型コロナの影響で、プログラムは中止。払った事務手数料も返金されず、休学の届を出してしまっているので、大学にも戻れず…。

お金が戻ってこない、大学にも戻れないだけではなく、現在4年生の渡邊さんにとって、この留学中止は就職活動にも不利になる可能性が高いという大きなデメリットを与えることになりました。

もし私が渡邊さんと同じ立場だったら…
そうですね、毎日のようにお酒を飲み過ぎて、グダグダになって、文句ばかりを言っていることでしょう。

でも、渡邊さんは違います。
自分の力で不安や嘆きを解消する方法を見つけ出し、今、前を向こうとしています。
お酒を飲んでくだを巻くしか能がない私にはない、その力、羨ましい限りです。

渡邊さんがたどり着いた答えには、きっとみなさんもヒントになる部分がたくさんあるはず。
そして何より「よし、私も頑張ろう!」と思わせてくれます。

おすすめ③
性教育、どうして男女はすれ違ってしまうのか。 『おうち性教育はじめます』の著者と考える

最近では、小さな頃から性教育を行う大切さが叫ばれるようになってきましたが、かつては学校でも家でも、きちんと教えてもらえる時代ではありませんでした。。

学校では女子だけなぜか体育館に集められ生理についての話を聞いた記憶があるくらい。家でも初めての生理を迎えた時、母に生理用ナプキンの使い方を教えてもらった程度…。

でも時代は大きく変わっています。
マンガ家・イラストレーターで2児の母でもあるフクチマミさんと、長年、日本の性教育に携わってきた村瀬幸浩さんの対談を読んでいると、つくづくそう思います。

性に関する知識は、知っておくべき、いいえ、生きる上で必須のもの。
自分を守るためのものであり、相手を守るためのものでもあると感じさせられました。

それは生理や出産を経験する女性だけではなく、男性も同じように知っておくべきものだということも。
性教育に「男だから」「女だから」はないのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?