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「産む・産まない・産めない」「育てる・育てられない」。事情はそれぞれ。それでも「家族」は作られていく“はふぽのコラム”

こんにちは。ハフポスト日本版の榊原すずみです。

今回は、正直、困っています。
これからご紹介するコラム3本に、まったくと言っていいくらい共通項がないんです。
ですから、この最初の部分に一体何を書いたら記事がまとまるのやら…。
大いに、ものすごく大いに困っています。

でも、どう考えても共通項がないものを無理にまとめても仕方がありません。今回ご紹介するコラムには一貫性はありません。
でも、ひとつひとつのお話には、筆者やインタビューを受けてくれた人の思いが詰まっています。

そうだ!
それが、何よりの共通点です。
いっぱい詰まった思い。

人は人の思いや社会情勢などに触れ、影響されながら生きています。
いつも“はふぽのコラム”でご紹介させていただいている3つのコラムが、誰かの心に響いて、動かして、新たな何かを生み出していたら、それほどうれしいことはありません。

どうぞ今週も、思いの詰まった言葉の数々をご堪能ください。

おすすめ①
「産む・産めない」「育てる・育てられない」。家族の絆の葛藤を描いた映画『朝が来る』、河瀨直美監督インタビュー 

私は、未婚・子なしで「42歳で独身、子どもはいない。隠しきれなくなったコンプレックスと向き合った」なんて記事を書いたことがあります。

そんな関係もあって、現在公開中の河瀨直美監督の映画作品『朝が来る』を見て、正直すっごく苦しくなりました。

なぜなら、無精子症で子どもを産めない夫婦が特別養子縁組で子どもを育てることができるようになって、家族を作り幸せそうにしているシーンがたくさん出てくるからです。

子どもがいないと、人は幸せになれない。
そう見せつけられているように感じてしまったからです。

監督である河瀨直美さんは、どう考えているのか?
それが知りたくて、かなり直接的な質問をいくつもぶつけて出来上がったのが、このインタビューです。

私はあえて、ここで河瀨さんの言葉に触れません。
ぜひ、リンクから記事に飛んで、彼女の言葉に触れてみてください。
そして、どんなふうに心が動いたかコメントで教えてくれるとうれしいです。

おすすめ②
誰もが気軽にヴィーガンを選べる社会へ。大学生がヴィーガンレシピサイトを立ち上げるまで

お肉大好きっ子な私は、どう頑張っても“ヴィーガン”になれそうもありませんが、ヴィーガンの知人がいて一緒に食事をするレストランを探すのに、日本ではまだまだ困ることが多いです。

だから、彼女と話がしたい時は私が彼女のお家を訪れて、彼女が作ってくれた料理を食べるのが定番になっています。

工藤柊さんは、2018年に神戸大学を休学し、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティを設立、今年4月にヴィーガンレシピ投稿サイトを運営する株式会社ブイクックを創業。
「何より重要なことは、ヴィーガンという食生活を誰もが自由に選べることだと思います」と語ります。

私は人生にとって、大切なのは“できるだけたくさんの選択肢を持つこと”だと思っています。
おすすめ①で言えば、結婚するか、しないか、子どもを産むか、産まないか、もし子どもを産めないとしても何らかの方法で、育てられるか、育てられないか…。

前述のヴィーガンの知人は、彼女の作った料理をぱくぱく食べる私を見て「本当にあなたとは、楽しく食事ができる」と言います。
ヴィーガンのお料理でもおいしいものはおいしいし、何より彼女と話しながら食事をするのは私もとても楽しいです。

でも彼女が時々、ぽろっとこぼすことがあります。
「食事に誘われても、私、ヴィーガンでって言うと、ちょっと面倒くさそうにされちゃうことがあるの」
と。

お肉大好きっ子の私も、ヴィーガンの方も、自分の大好きなものを、大好きな人たちと、楽しく食べる時間を、もっと気軽に過ごせる日がやってくることを祈って!

おすすめ③
“エコな生理”はじめました。月経カップと月経パンツを使ってみたら…どうなった?

生理用品というと、ナプキンやタンポンを使っている方が多いのではないでしょうか?
でもナプキンもタンポンもプラスチックを使用しているため、環境問題と絡めて問題視されることも出てきました。

そこで注目されているのが、ゴミとして廃棄せず繰り返し使うことができる「月経カップ」や「月経パンツ」。
環境のことを考えれば、ナプキンやタンポンよりいいのかもしれないけれど、タンポンを入れるのでさえ不安なのに、月経カップなんて無理!
月経パンツなんて、経血吸収の仕組みが分からず不安…。
価格だって高いんじゃないの…?
と不安を抱いている人もいますよね。

実際、私がそうでした。
この記事を読むまでは、月経カップも月経パンツも得体の知れない未知の物体。
興味はあるけれど、手に取るのは怖い。
というのが正直なところでした。

そんなへなちょこな私と違い、大学生のでみさんは「エコな生理」をはじめようと決意。
月経カップ、月経パンツともにチャレンジしました。
その結果を日本全国の女性たちに共有してくれています。

実際、まだこの記事を読んでも「怖い」「不安」という気持ちが消えない人もきっといるでしょう。
私も、まだ一歩を踏み出す勇気は持てていません(ごめんなさい)。
ただ、「知る」というのは大きな大きな大きな一歩で、知ったことによって、自分にできることはなんだろう?と改めて考えることができるのではないでしょうか。

きっと、でみさんのチャレンジはみなさんの大きな一歩になってくれることでしょう。




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