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ハリウッド映画のニセモノ日本が大好き

 ハリウッド映画に出てくる日本はものすごく魅力的だ。中国とごちゃごちゃになった伝統的っぽい建築や装飾、意味のわからない日本語の看板、燦々と煌めくネオン、こんなにレトロフューチャーを感じる最高なデザインがあるだろうか。
 今回は何個か好きな映画の日本描写を紹介しよう。

1.ブレードランナー

SF映画の金字塔的作品だ

 ニセモノ日本を語る上でこれは外せないだろう。舞台はロサンゼルスらしいが、まぁデザインとしては似てるものだし紹介しよう。
 ブレードランナーの日本といえばまず思いつくのは、「2つで充分ですよおじさん」だろう。建築ではないけれどもものすごく印象的な日本人キャラクターだ。

 いかにも渋い店を開きそうな見た目の店主だが、実際はサイバーパンクな屋台で謎の魚丼とうどんを売っている。魚丼は2つで充分らしい。蛍光灯がものすごい近くにあるけど熱くないのかな。
 この場面写真だけでわかるだろうが、街全体のデザインの文化がごちゃごちゃだ。アジア人がたくさん住んでいるロサンゼルスのイメージらしいが、それにしてもアジアがめちゃくちゃ強い。

 なんだこの看板は。日本ではこんなでっかく映る芸者を見たことがない。そこがいいのだ。日本のイメージと未来感を無理やりくっつけたようなデザインが本当に素晴らしい。
 ブレードランナーのネオンのデザインやファッションは本当に素晴らしいので、サイバーパンクな世界観が好きな人は是非見てほしい。

2.アベンジャーズ/エンドゲーム

 映画館でこの日本を見た時ものすごく驚いた。「こんなブロックバスター超大作映画でもニセモノ日本が出てくるのか」と。
 ホークアイを仲間に加えるため日本に行くと、そこではホークアイが、真田広之演じるヤクザを殺そうとしていた。というシーンでしかニセモノ日本は出てこない。ただここで繰り広げられる殺陣のスタイリッシュさやあまりにも完璧なニセモノ日本っぷりは強く印象に残る。

 正直この場面写真だと、「まぁこんな場所もあるよなぁ」ぐらいの感じだが、一回見てほしい。ニセモノ日本好きは絶対満足できる。あとジェレミーレナーのカタコト日本語も聞けるから。

3.ベイマックス

 これは厳密にいえば日本ではなく「サンフランソウキョウ」なのだが、日本要素もあるのでいいだろう。
 サンフランソウキョウのデザインはどこも可愛くオシャレでさすがディズニーと言った感じなのだが、中でも好きなのがポスターにも写っている架け橋だ。鳥居をモチーフにした鉄骨がまじでかわいい。
 そういえばポスター見て思い出したけどベイマックスの売り方についての議論が前にあったな。あとでそれ書こう。

4.ブレットトレイン

 さあ来たブレットトレイン!今回紹介した映画の中で1番ニセモノ日本濃度が高い。舞台は日本の新幹線でその中で殺し屋が暴れまくる話なんだけれど、全編に渡って日本描写が嘘すぎて最高!地理的にそんなわけない場所にある富士山、めちゃくちゃそれっぽいゆるキャラ、キルビルぐらいド派手なヤクザ。どこをとっても正しい日本なんかありゃしない。でもそこが最高!
 余談だけど真田広之出てる映画のニセモノ日本率高くない?ブレットトレインもアベンジャーズ/エンドゲームもウルヴァリンSAMURAIも。
 正直この日本描写には賛否分かれていた印象がある。僕は圧倒的な賛成だ。映画は楽しければいいと思っている人種なので。
 今度ブレットトレインに出てほしい殺し屋ドラフト的な記事書こう。

まとめ

 愛すべきニセモノ日本はあらゆる映画に出てくる。全てに共通しているのは、中国と混じったイメージとサイバーパンクなネオン。この世界観が僕は大好きだ。伝わる人少ないと思うが電脳チャイナパトロールとかも好き。
 今後もいろんな映画のニセモノ日本に期待している。例えば「ジョン・ウィック:チャプター4」今回は大阪が出てくるらしいが、めちゃくちゃなネオンであってほしい。真田広之が出てくるハリウッド映画は大体ニセモノ日本だから期待できる。
 あと僕の好きなシリーズの「キングスマン」で今後日本のスパイ組織が登場してほしい。イギリスは紳士、アメリカは保安官、そう来たら日本は忍者だろう。表の顔は回転寿司屋で、組織のボスはやっぱり真田広之にやってほしい。エグジーと一緒に行動するスパイは真剣佑にやってほしい。
 こういう妄想をしてる時間が1番楽しい。今度映画の二次創作妄想を垂れ流すだけのやつも書こう。

 それではまたいつか

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