投手のスタミナについての考え③

今回が最終章になります!今日は最大筋力について記述していきます。

最大筋力とは、自分の筋肉で一度しか持ち上げることができない重量のことで1RM(レペティションマキシマム)とも言われます。

最大筋力を決める要因は
・筋肉の断面積
・筋肉繊維の密度や動員率
・速筋繊維が筋肉繊維に占めている割合
などと一般的に言われています。正直ここは知識として持っておく程度で大丈夫だと思います。

これを分かりやすくするためにピッチャーの話に置き換えます。最高球速、MAXスピードがニュアンス的に近いのでここを題材に2人の投手を比べていきます。

茂野吾郎投手 MAX164km/h

沢村栄純投手 MAX135km/h

この二人の投手のMAXを見ると約30キロ程の差があります。ではここに着目してスタミナについて記述します。

どちらの方が打ちにくいかどうかは置いておいて、単純に球速の平均が速いのは間違いなく茂野投手ですね。きっと沢村投手は100%近い力感で135km/hのボールをやっと投げられますが、きっと茂野投手はアップくらいの力感でもそれくらい出るでしょう。

要するに最大筋力やMAXを高めることで平均も高めることもできるので、前回までに記述した持久力だけではなくMAXも伸ばすことで少ない力の中でもより大きな力を出せるのでは?という話です。

ウェイトトレーニングでも一緒です。バックスクワットが1RMで200kg挙がる人と100kg挙がる人の10回スクワットできる重さはおおよそ140kgくらいと70kgくらいになります。

後者の人は70kgを扱うのは大変でしょうけど、前者の人は70kgでスクワットするなら20~30回くらい楽にできそうですよね。これも「スタミナ」と言えるのではないでしょうか?

ここまで3回にわたってスタミナについて考えを記述していきましたが、持久力を上げて同じ動作をし続ける能力、最大筋力を上げて少ない労力で元々より大きな力を簡単に出せるようにする能力、どちらの面も高めていくことが大切ですので冬季の練習選択の参考にしてみてください。

難しい話、纏まりのない話も若干ありましたが最後までご覧いただきありがとうございました!

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