増量期について①

今日は増量期に入ったので自分が試みていることを記述していきたいと思います。

まず方法を紹介する前に「増量の目的」をはっきりさせる必要があります。太ることを目的としていては目指すところが曖昧で得られる効果が少なくなります。

増量の最大の目的は皆さん大体は「筋肉の増量」と考えていると思います。これは間違い無いと思います。

じゃあ減量しながら筋肉はつけられないの?

って話になります。

逆の話をすると先日書いた記事

(https://k27332560.hatenablog.jp/entry/2018/10/31/143410)

(https://k27332560.hatenablog.jp/entry/2018/11/06/160412)

にも書いていますが、大体の日常の動作又はトレーニングでは糖が優位に分解されていきます。そしてその糖が尽きれば筋肉の分解等でタンパク質をエネルギー源にするわけです。

単純に摂取カロリー、特に糖質の摂取量が少なくなると筋肉の分解も進むので減量=筋肉も少しずつ削いでいるということになります。

だから減量しながら筋肉を増やすことは難しいのです。もちろん減量期で落ちてしまう筋肉量は最小限に留めるように努力することは必要です。

減量の面から話すと分かったと思いますが、筋肉増量においてキーになるのが「糖質」なんです。

何で糖質が必要かというと先ほど言ったように

①トレーニングのエネルギー源となる
ってところが第一ですね。不足すると筋分解が起こります。

もう一つ重要だと言われているのは

インスリン

の働きと言われています。

(http://www.hatchobori.jp/blog/2017/08/post-763-425903.html

より画像参照)

簡単に説明すると糖質を食べた後、その糖分がブドウ糖として血液中に取り込まれるため血糖値が上がります。それを正常値に戻すために血糖値を下げるホルモンがこのインスリンです。(この作用がうまく働かないと糖尿病という状態になります)

インスリンが分泌され、細胞のインスリン受容体に働きかけるとその細胞はインスリンの作用により糖を取り込むゲートが開いて血中の糖を取込むようになります。

こうした細胞への糖の取込みは筋肉,肝臓,脂肪組織などで起こります。だからインスリンが分泌されると血糖値が下がるわけですね。

この作用によってエネルギー供給不足は解消されるために運動量も確保できて、より負荷が強いトレーニングが可能になります。

もう一つ、インスリンには
②タンパク質合成の促進
を促す作用があります。

BCAAがタンパク質の合成を促進させるというのは皆さんご存知だと思います。その中心となっているのがロイシンの働きなんです。

ロイシンがなぜタンパク質合成に大きく貢献しているかというと、膵臓にインスリンの分泌を促す作用があるからなんです。それによってタンパク質合成作用を増大させることは研究でも報告されています。

このようにしてインスリンの役割としては
①トレーニングのエネルギー源になる
②タンパク質合成の促進
という効果があるため糖質を摂取することにより筋肉の増量を図ることができるというわけです。

だから増量期は食事の量、特に主食にあたるものの摂取量は必然的に増えてくるわけです。

次の記事ではインスリン感受性についてと具体的な摂取方法について自分が試していることを書きます!

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