小学校教師が仕事を辞めます!!!!!!

仕事を!!!!!辞める!!!!!決めた!!!!!辞めるんだ!!!!!


辞めたくなったんだ!!!!!


決めたんだ!!!!!


そんな私が辞めると決めてから、実際辞められるまでをnoteに書いていこうと思う。

絶対止められる。
流されるな。流されないぞ。

私は教師を辞めるんだ!!!


私は関東圏で小学校の担任をしている。大学を出て採用試験に合格。初任校で6年間担任として働き異動。現任校で2年目。もうすぐ丸8年経つってところ。2〜6年の担任を経験した。1年生、個別、専科(音楽の先生とか)は経験していない。


別に辞めたいってずっと思ってたわけじゃない。

でも一生続けたいとか思ってない。

そもそも最初から熱い思いとかなかった。

ものすごく子どもが好きとか、そういうわけでもない。普通に好きだけど。

仕事は辛い。
でも仕事なんてどれも辛いだろ。
対価としてお給料をいただくんだ。
教師が特別辛いなんて思ってない。

なんなら楽しいこともある。
達成感もある。
喜びも感動もある。

でもさ、
シンプルにさ、



疲れた!!!!!!!!!!



疲れたんだ。

うちの勤務時間は8:15〜16:45
普通に8時間。
そのうち休憩時間は45分。
いいね。素敵だ。

ご存知だろう。
こんなもの現実的ではない。


関東某所、うちの小学校での勤務状況を書いてみる。


勤務開始が8:15なのに、子どもの登校時刻は8:05。
子どもが教室に来るまでに、環境を整え、笑顔で迎える。
私は朝が苦手でぎりぎりを攻めるタイプだから7:45ごろ出勤しているが、基本ビリだ。

朝は空気的に30分〜1時間前に出勤する、みたいな感じがある。

そして休憩時間。
多くの企業は12:00〜13:00周辺にお昼休憩をとっているだろう。

小学校は給食がある。
アレルギーの子が誤食したら?
訳の分からない物が入ってしまって誤飲したら?(例:鉛筆の芯が味噌汁に入った)
嘔吐したら?

味噌汁をぶちまけるくらい日常茶飯事。
そこに加えてコロナ対応。

給食は戦争だ。
特に低学年は本当に戦争だ。
私は食べるのがゆっくりだが給食は頑張る。
頑張って7分くらいで食べてる。
多分多くの先生たちは3分くらいで詰め込んでる。

だから私たちの休憩時間は、子どもが下校(15:20)して消毒作業をしたあとの15:30〜16:15だ。

定時30分前まで休憩をしている。

なんとも言えないバランスの時間の使い方だ。
まぁ仕方がない。

ところで私は休憩時間に休憩をしている先生たちをあまり見たことがない。
休憩時間に「仕事するチャンス!!」とばかりに仕事をしている人の方が圧倒的に多い。

冷静に考えると意味は分からないが、私はこの時間だいたい今日あったことを隣のクラスの先生と情報共有している。
あとは保護者に電話をしている。
怪我してしまったとか、お休みの子の体調はどうか、とか。
連絡しそびれるとすぐクレーム来るからな。
つまり私も休憩時間に仕事をしている。

そして16:15〜16:45はだいたい会議だ。
毎日毎日そんなに会議することがあるのかと思うが、だいたいある。
行事とか、授業の研究とか、何だろう………毎日ある。

終了時刻は16:45は越えないように努力をしている。
私が1年目の頃はそういうのはなかった。
普通に18:00まで会議をしていた。
終えようと思えば終わるんかい。

さて定時だ。
帰ろう。

帰りたい。


帰りたいが。


このテストの丸つけはいつするんだ?
時間割をいつ立てる?
どんな単元を計画し、明日はどうやって授業をする?
運動会で踊るダンスは?
社会科見学の下見は?
席替えは?
いじめ対応は?
不登校対応は?

もちろん今から!!!やります!!!

ちょっと疲れたからコーヒーとか飲んでたら17時!!!!よし!!!!今から仕事するぞ!!!!!!(?????)


そんなこんななので、だいたい20時前後まで仕事をしている。

早い先生は18時くらいに帰る。
なぜ18時に仕事が終わるんだ、よく分からない。
若手は効率が悪いから22時くらいまでいる。
私は8年もやってるのに効率が悪いから21時とかよくある。

普通に12時間以上勤務をしているのだ。

しかしまともにやっていたらそれでも終わらない。
うちの職場は土日にこっそり学校に来て仕事をしてちる人が多い。
土日はタイムカードをきらない。
働くべきでないからだ。

さてそれだけ働くと月の残業時間は60時間を毎回超えてしまう。
私はいつもだいたい70〜80時間くらいだろう。
土日は遊びまくっているため、残業時間がちゃんと記録されているタイプだ。

さぞ残業代がもらえるのだろう。
なんて思う人はもう最近はいなくなっただろうな。

もちろん出ない。

残業ではない。
残った仕事を好き好んで片付けているということになっている。

だから残業代なんてない。


中学校の部活で土日に出勤するとかだと手当が出るらしい。
しかしうちの地域は雀の涙ほどしか出ないと聞いた。

そういうことだ。
月70〜80時間残業し、休憩時間も実質ない。

残業もしなくていい。
休憩だってしていい。
でもこれじゃクラスも学年も学校全体も回らない。
不可能なんだ。
何かを捨てない限り不可能。

授業をやっつけにするとか。
保護者に全く連絡しないとか。
事前に検討が必要なものや、資料が必要なものを後輩に押し付けるとか。
そんなの職務放棄に近い。


手の抜き方を覚えろ。
効率を良くしろ。
必要なことに時間をかけろ。

散々言われた。
でもできなかった。
頭が悪い自覚はある。
だけど、手を抜きたくない部分もあった。


何を用意したら子どもは楽しく学べるか。
ここで動画を見せたら子どもの理解は深まるか。
せっかく1人1台配当されたタブレット、このおもしろい使い方をしたら子どもは分かりやすいだろうか。
どんな資料を先に提示すると子どもが深く考えられるか。


こうやって授業の準備をするのが好きだ。
歴代の先輩たちが教えてくれた。
授業の準備をして、子どもと楽しく授業をすることに意味を見出してきた。
5年目くらいから。
あぁ楽しさが見えてきたと。


でも時間がない。
ここまでいきつかない。

委員会活動計画の提案
学年だよりの作成
学級だよりの作成
個人面談の準備
成績の作成
あげればいくらでも出てくる。

日々締切に追われている。

遅れたら人に迷惑をかける。

だから自分のクラスのことは後回しになる。

土日に準備するとか、深夜23時まで準備するとか、そんな感じになる。


それでもまぁ仕方がないと思う。

頑張って子どものためになるならいいよって。


ここ2年私が力を尽くしたのは、児童指導ってやつ。
特に、不登校支援やいじめ対応。

不登校もいじめも、ないクラスはないだろう。
うちのクラスにはいじめがないなんて大声で言ってる先生がいたら驚きだ。
子どもを見ていない。
信じすぎ。
私はそう思う。

人間が3人以上集まればいじめは起きる。
魚もそうらしい。
さかなクンさんが言ってた。


不登校の子の親と連絡を取り合う。
不登校の子の家に行ってお話をする。
不登校の子がいつ来ても安心して過ごせるように準備をしておく。
先輩と相談しながら、親と連絡をとりながら、その子の負担にならないように。
たまに親に八つ当たりされたりもしながら。


いじめ対応は地獄。
被害親も加害親も、学校を信頼しなくなる。
そりゃあ嫌な思いをしたんだ、そうだろうな。
担任には何を言っていいと思っている。

親から担任へのいじめもあるよって言いたくなる事案もよく聞く。

幸い私は恵まれているが。


疲れた。
昨日も両方対応していた。
毎日のように両方対応している。


ついに一昨日、クレームが来た。

私の言葉がある子を傷つけていたと。

親の気持ちを考えれば、反省ばかりだ。


私がどんな気持ちで頑張っているかなんてどうでもいい。
その子のことをもっと考えなければならなかった。

周りの子に迷惑をかけているのも事実だが、子どもへの寄り添いが足りなかった。
反省だ。





なんだか心の中に張っていた糸が、プツンと切れた。



一生教師で居続けるのか?

こんなに悔しい思いをして。
こんなに悲しい思いをして。
自分を責めて。
我慢して我慢して我慢して。


その先に何があるんだ?


なくないか?



そうだ、教師を辞めよう。



辞めるなら今だ。



2021年12月16日(木)、私は職員トイレで泣きながら決めた。

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